2時前には雨が上がり、その分ムシムシとし始めた若松に、
ナデシコたちが勢ぞろいした。
ナイター時にはだいたい2時過ぎから選手が集まる……
との経験則でその頃にピットに向かうと、
海野ゆかりが「おはようございまーす」。あら、海野選手、
早いじゃないっすか、と頭を下げ返すと、競技棟からは
角ひとみが「おはようございまーす」。むむ、広島組は早いの
か……と思ったら、なんとその時点で10人程度が
レース場入りしていたという。
昨日はレース場で前夜祭が行なわれており、
女子リーグ戦の覇者と地元選手が登場した。
遠征陣でいえば、長嶋万記、山下友貴、池田明美、宇野弥生、(地元だけど鹿児島から来た)藤崎小百合といったあたりだが、
前夜祭組を中心に早々にレース場にやって来た様子。
というわけで、取材班はやや出遅れたかたちとなってしまったので
ありました。どうもすみません。
そうでなくとも、今日は選手の集まりが実に早かったぞ。
これも経験則として、本格的に選手がやって来るのは
3時過ぎくらいという感覚があったのだが、
3時にはほぼ全員が揃っていたのではと思えるほど、
次から次へと選手たちがあらわれた。ピークは2時半くらいだろうか。三重、愛知、大阪、岡山の選手たちが別々のタクシーで一気に登場。同じ便の新幹線に乗っていたのだろうか。
まとめてドドッと姿をあらわすナデシコたちに、
待ち構えていた取材陣もテンションが上がっていた。
出場選手数が多い岡山勢は、別便組もいた。
寺田千恵は単独で登場、なにしろ若松はもともと純地元だから、
ご実家とかにも寄ったりしていたんでしょうかね。
花の髪飾りをつけてニコニコと微笑むテラッチ、
なんか少女のようでかわいかったっす。
佐藤幸子、堀之内紀代子、金田幸子らは、
徳島渦潮レディース組と同時に着いて、これがオーラス到着。
詳しいコメントは避けますが、堀之内の雰囲気は他の選手とはまったく違いますね。グッドです!
おかえりなさい!と言うべきは、西村美智子か。
女子王座にやって来るのは、けっこう久しぶりの気がするぞ。
長期欠場の時期を経て、ママになっての参戦。
でも、明るくプリティな笑顔はまったく変わっていなかったぞ。
西村といえば、西村歩も久しぶりかな。いや、去年の三国にいたか。
今回の女子王座は、春の多摩川女子王座と選考期間が半分以上かぶっているせいか、出場メンバーの変動が相当に少ない。
それもあって、多摩川にいなかった選手は久しぶりと感じてしまうのかもしれない。
その意味では、 森岡真希も同様。
いや、森岡は07年徳山女子王座以来だから、本当にお久しぶり、
なのであった。平和島の“ほぼ”オール女子戦で勝負駆けを実らせ、52人目での出場。個人的に舟券の相性がいいんだよな~。
オーラスは先述のとおり、岡山組と徳島組。
横西奏恵を筆頭に、岩崎芳美、新田芳美、岸恵子の
渦潮カルテットは強力だぞ。これに淺田千亜希が加わって、
来年の女子王座は鳴門開催!
賞金女王決定戦に一人でも多く送り込んで
地元女子王座を迎えるためにも、まずは燃える
若松の夜となるはずである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)