BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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本日の水神祭! 2本です!

 本日の水神祭は2本!

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 まずは2Rで1着をもぎ取った中嶋健一郎です。マッドドッグらしく、道中で深谷知博を握って競り潰した勝利。105期勢では2人目のGⅠ初1着となりました。

 この水神祭で、新たなスタイルが誕生! ウルトラマンスタイルにしろ、ワッショイスタイルにしろ、昨年の新鋭王座ではやったナラクスタイルにしろ、地面と平行に選手を持ち上げるのはすべて同様。しかし、この新しいスタイルは、逆立ちのように頭と足をひっくり返した状態で持ち上げるという、地面と垂直に屹立するものなのです。

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 ま、まさか、これが伝説の東京スカイツリースタイル!

 誰も見たことがないかたちで投げられた中嶋は、実に嬉しそうに笑っておりましたね。ただ、投げ込まれる際の迫力は平行系のほうが上のような……。ともかく、ジマケン中嶋は水神祭の歴史に名を刻む男となったのは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 つづいて、島田賢人! 5R、大池佑来が1マークでキャビって転覆していますが、差しを狙った選手たちが突然降りた遮断機に惑っている間に、思い切り大外を旋回した島田が先頭に立った。事故を避けようという思いもあったかもしれませんが、豪快に外をぶん回したのが奏功してのGⅠ初1着。事故があったとはいえ、お見事でありました。

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 充実埼玉軍団において、唯一の初出場選手である島田。ということは、他の7人はすでに水神祭を済ませていますから、唯一のGⅠ未勝利男だったわけであります。これで8人の埼玉勢は全員がGⅠの歴史に名を刻んだことになります。おめでとう!

 強い仲間たちにウルトラマンスタイルで持ち上げられた島田は、豪快に水面にドボン。名実ともに最強埼玉軍団の一員になった瞬間だったでしょうか。おめでとう!

 

 というわけで、3日目を終えて水神祭は5本。やっぱりスローペースだぞ、これは。銘柄級が順当に勝ち上がっている今節を象徴する出来事のひとつでしょう。本命筋に一矢報いるのは、残り15人のうち誰だ!?(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)