BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット@シリーズ――元気に頑張ろう!

 

 

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 仲口博崇が残念ながら帰郷となってしまったわけだが、理由はインフルエンザ。最高峰の舞台に辿り着いたと思ったら、まさかの病。不運としか言いようがない。

 これを受けて、今日のピットはマスク姿ばっかり! 誰もが万全で戦いたいと願うこの舞台だけに、やはり動きは早い。カメラマンは天を仰いでいたけれども、致し方ないというものだろう。まあ、大変だろうとは思うが、これも「ピットの風景」の真実ではある。

 ともあれ、インフルエンザは流行の兆しとか、皆様もくれぐれも気をつけてください!

 

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 マスクをしてたって、ピットにいる選手たちはもちろん元気。朝から作業や試運転に励んでいる。おっと、市川哲也が猛ダッシュしているぞ。装着場の奥のほうから全力疾走であらわれたかと思ったら、いったん競技棟に入り、数秒後にはまた猛ダッシュ! 装着場の奥には待機室があるから、そこに向かったのだろうか。

 そういえば、と思い出す。市川がピットを走る姿をよく見かけたよなあ、と。なかなかカッコいいフォームで、市川が走るのを本当によく目にした。最近、SG参戦の機会は減っているけれども、こうしてふたたび見られたのは感慨深い。それも、14年前の当地賞金王の覇者が、舞台こそ違え帰って来たのだから、同い年としては嬉しい限りです。

 そう、市川と私は46歳の同級生。そう考えると、元気いっぱいで走ってるのって、すごいな……。

 

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 正直、昨日まではちょっと元気がなさげに見えていた湯川浩司にも、笑顔が見えた。やっぱり勝利は良薬、1Rで1着を獲ったことで湯川の胸の奥に元気が戻ってきたのだと思う。

 レース後は、すべての選手に挨拶回り。黒井達矢には「ごめんね~」と笑顔で声をかけ、飯山泰には「ありがとうございました!」。吉田俊彦にも「ありがとうございました~」で、あら、トシのほうが後輩なのに。もっとも年齢は湯川が下なんですね。年上の人には後輩でも敬意を払ってるということか。ともあれ、湯川にハツラツとした雰囲気が出てきているのは何とも嬉しいことだ。

 勝利者インタビュー後には、このポーズ! こんな湯川浩司を、今節もっと見せてくれ!(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)