BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット@クライマックス――ベスト12、登場!

 

 

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 さあ、クイーンズクライマックスが開戦である。

 例年、整備室の前にカメラマンが待ち構え、モーター点検を終えて選手が架台に乗せて整備室から出てくると、一斉にシャッターが切られる、という光景が住之江ピットでは見られるわけだが、今年は整備室から登場してくるのはナデシコたち。光景自体は見慣れているが、なかなか新鮮にも見えてくるというものだ。

 今年は真っ先に登場したのは、三浦永理。クイクラは3年連続出場で、初代クイーンだから、この状況は慣れたものだろう。微笑を浮かべながらモーターを装着し、さっそくカメラマンのリクエストに応えてポーズを作っていた。

 

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 その後は、平山智加、日高逸子といったあたりが続々と登場。2R発売中には、こんな感じで次々に装着が始まっている。いつもこんなに早かったかしらん。日高のもとには1Rで先頭を走りながら2マークで振り込んで大敗の渡邉優美がやってきて、日高は「残念~~~。2マークは波が残ってるからね、気をつけて」と優しくアドバイスをしていた。まさにグレートマザーだ。

 

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 平山智加のモーター装着は、平高奈菜と守屋美穂がヘルプ。ちょうど通りかかった堀之内紀代子も手伝おうとしていた。一緒にいた山川美由紀は、後輩の作業を眺めていたのだが……「あらっ、智加ちゃんのモーター!?」と仰天。そこに守屋がいて、堀之内が駆けつけて、というところだけ見たら、守屋の装着で同県の堀之内が手伝おうとした、と思えますよね。平山と平高は中四国という意味では同地区だし。智加ちゃんと気づけば話は別。自分がヘルプしなければ! というわけで大慌ての山川だったのだが、いやいや、大先輩の手を煩わせるわけにはいきませんと、後輩たちが山川を制して、平山のモーターをボートに乗っけたのでした。そっちのほうが自然だと、僕も思います。

 

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 そんなふうに装着が進むなかで、ただ一人、モーターを整備室に残したまま、ペラ室に向かったのが鎌倉涼。注目のエース機を引いて、鎌倉自身も気合が入り直したことだろう。モーター装着前に、まずペラですか。整備室を覗くと、叩いている様子は見えなかったので、まずは形をチェックしたか。あるいは、これが鎌倉のルーティンか。いずれにしても、一人だけ違う動きで、かえって目立った。鎌倉は垂涎のエース機をどう仕上げていくだろう。(黒須田)