まずは“バックプリント”コレクション。海野ゆかりの背中には、第64回ダービー覇者の深川真二! 同期生のSG初制覇を称えるジャージだろうか。そのダービー王が引っ張るアヒルボートには、「武」=武藤綾子、「岩」=岩崎芳美、「海」=海野ゆかりの同期三人娘。「寺」は寺田千恵か? 「谷」は…………「谷」は…………わからん! ご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください。
山川美由紀のロングTシャツは「ヨシミ1000%」。「たしか多摩川」「たぶん2017.9.27」から推測すると、岩崎芳美の通算1000勝記念ではなかろうかと。間違いなく昨年の9月27日に多摩川で1000勝目のゴールを決めております。「たしか」とか「たぶん」のとぼけぶりがヨシミさんらしいですな。
ペラ叩き中の加藤綾の背中には「野に咲く花のように強く優しい笑が美しい」。「笑」には「えがお」とルビが振られています。野に咲く花のように……と聞くと、我々世代は山下清を思い出すのでありますが、これは95期女子のオリジナルTシャツの模様。「綾」は着用している本人、「藤」は藤崎小百合、「美」は西村美智子でありましょう。いちばん左も「沙」と書いてあるように見えるので、木村沙友希と思われます。
女子選手がピットで着用しているウェアは実に色とりどりで華やか、そしてこうした粋なデザインがちょいちょい見られるわけです。レディースオールスターは、そんなファッションがまた楽しい。ピット写真はそのあたりも楽しんでいただけたら、と。
モーター架台を運ぶ小池礼乃。これはもちろん新兵の仕事、今節であれば土屋南、山本宝姫、薮内瑞希、大山千広、瀧川千依といったあたりになるわけですが、今日は他の若手選手も積極的にこの作業をしておりました。若手大量参戦の一節らしい、ということか。いや、若手どころか、地元女子の重鎮・水口由紀も!
エンジン吊りやボート運搬も一致団結、テキパキと。平高奈菜、竹井奈美も率先して動いてました。
注目モーターを引いた廣中智紗衣は整備士さんとともに機歴簿を覗き込む。何か気になるところでもあったのか!? ちょっと気になるところ。
落合直子、原田佑実が柔らかい雰囲気でさまざまな選手、報道陣とトークしていました。二人ともムードが良さそうに感じられたのが印象的。準地元戦で存在感を出したいところ。
というわけで、前検も終了しました。明日はいよいよレースが始まります。華麗なる6日間をとことん味わい尽くしましょう!(黒須田)