BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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三国レディースvsルーキーズTOPICS 3日目

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 THE勝負駆け&団体戦

 5~8Rはすでに速報でお伝えした通り。レディース組の予選トップは団長・今井美亜が7Rまくり差しで早々に確定している。9R以降の団体戦と準優勝負駆けの経過を時系列で記しておこう。

【9R】
★準優勝負駆け=①新田芳美(4着条件)
 セミファイナルへ新田だけが気合の入る一戦。インからキッチリ逃げきり、節間7・20として明日の好枠を確定させた。2着も紅組の②寺田千恵がすんなり追走してワンツーフィニッシュ。

【10R】
★準優勝負駆け=①村松修二(3着条件)、②梅木敬太(2着条件)、⑤蜂須瑞生(1着条件)、⑥古賀千晶(2着条件)
 男女それぞれ2人ずつが準優入りを懸けた激戦カード。圧倒したのは好枠のルーキーズで、1マークを回って松村-梅木がワンツー態勢に。そこに絡んできたのは「5着でも白組トップ通過」の④上條暢嵩。惜しくも3着で完全Vの道は閉ざされたが、大勢に影響のない3着でもあった。白組3騎がレディースをぐんぐん突き放して圧巻の上位独占。

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【11R】
★準優勝負駆け=④西橋奈未(1着相手待ち)、⑤豊田健士郎(2着条件)、⑥竹井奈美(5着条件)
 予選突破に燃える外枠3艇が躍動。4カドからまくり差した西橋を筆頭に豊田と竹井もバックで力強く抜け出して行く。4-5態勢ができたときの私の雄叫びは、全国津々浦々のファンの耳に届いたのではなかろうか(←『穴・極撰』的中)。そして、2周1マークの悲鳴も……西橋が謎のターンミスで豊田が逆転勝利。結果的にこの1着が準優入りの決め手となった。団体戦もこの逆転で紅組→白組にポイントが移動している。

【12R】
★準優勝負駆け=②中村泰平(3着条件)、③三浦敬太(3着条件)、⑤小寺拳人(1着相手待ち)
 11Rまでにレディース準優のボーダーが上がり、勝っても6・00の①松本晶恵&⑥池田明美の目がなくなった一戦。そのモチベーションの差が顕れたか、インの晶恵がやや凹んだところを3コースの三浦が一撃のツケマイ決着! 2着も差した泰平が難なく取りきり、白組の強さを魅せつけた。

 今日の団体戦は10Rまで紅白紅白紅白と互角に進展したが、最後の2個レースを白組が取りきって今日も勝ち越しの5対3。いろんな意味で、11Rの西橋の2周1マークが痛恨だったなぁ(号泣)。

トータルポイント
紅組717白組

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 紅白の差はついに大台の10点まで広がったが、諦めるのはまだ早い。今日は寺田千恵&日高逸子の足色が大幅に良化していたし、ずっと気配のいい来田衣織が6コースから全速の握りマイで3着ゲット。あの走りっぷりを見る限り、敗者戦でのデビュー1着水神祭もあながち不可能とは言いきれないだろう。

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 それからそれから、大橋栄里佳の2コースまくりも豪快だったし、池田明美の追い上げ足もピッカピカに光っていた。敗者戦のモチベーションを考えれば、惜敗で予選落ちした選手が多かったルーキーズより、レディース組の開き直りの方が怖いかも??

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 明日の準優に関しては、やはり紅白チームともにシリーズをぐんぐん引っ張った今井美亜と上條暢嵩が断然有利に見える。ただ、両者とも節イチ級のパワーとは思えないだけに、波乱のシーンもありえるだろう。

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 舟券的な妙味は、両組ともパワー気配が良さげな5・6枠。白組の豊田健士郎と梅木敬太、紅組の高田ひかる、岩崎芳美の機力は、内4艇にまったくヒケを取らない抜群パワーとお伝えしておく。どちらも内4艇のボックスがぐりぐり売れそうなメンバー構成だけに、3着に食い込むだけで配当が跳ね上がるだろう。(text/畠山、photos/チャーリー池上)