BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

限定連載①明日のブライトホース

 今節はこのブログでは珍しい一般シリーズ。せっかくの機会なので、まだ全国的にあまり名前と顔の売れていない若手レーサーを日々ピックアップしていきたい。ただ紹介するのではなく、パワー&リズム的に「明日の舟券で狙って面白いレーサー」を選別していくつもりだ。ダークホースならぬ、未来を照らすブライトホースだち。今日の推しメンは、このふたり!

4880澤崎雄哉(東京・116期)

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 前検レポートでも今日のダイジェストでも取り上げたエース64号機のパートナー。今さら?と思われるだろうし、私もここで扱うつもりはなかったのだが……今日の6Rの着順と明日の枠番を見た瞬間に気が変わった。
 そう、あの6Rでパワー通りに圧勝していれば、明日の澤崎は何号艇でもかなりの人気になっただろう。が、アクシデントに巻き込まれての5着大敗。化け物じみた6秒39というストレート足がまったく活かしきれないレースだった。

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 そして、明日の澤崎は1R6号艇!!と7R3号艇。これはもう、1Rからドカーーンと狙うっきゃないでしょ! アタマまでは約束できないけれど、6コースからでもしっかり舟券に絡んでくるはず。で、そこで増やした軍資金を、7Rのアタマ勝負(3コースまくり)に転がす。決して無謀なコロガシ作戦とは思えないのだが、どうだろう。

4802中田達也(福岡・113期)

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 こちらは初日のピンピンでいきなり全国に顔を売ってしまったか。「今節はもう美味しくないのでは?」という御意見はもっともだ。が、明日の中田は8R6号艇の一発勝負。もちろん、それなりに人気にするだろうが、6コースならばあの鬼足(トピックス参照)をシカトする手はないだろう。6コースの1着率がもっとも高い江戸川水面だけに、思いきってアタマ狙い→勝って無傷の3連勝ならさようなら(笑)、という作戦に出てみたい。

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 昨日も書いたが、やまと学校時代は教官から「5年、10年にひとりの逸材かも」と大いに期待された中田。デビュー後はやや出世が遅れた感もあるが、ここ数カ月で厚い殻を破りかけているかも? だとするなら今日のピンピンは驚くに値しないし、6コースを克服しての3連勝があっても不思議ではないだろう。それぞれ期間はマチマチだが、才能のあるルーキーはある時期に覚醒するとそのまま一気に躍進するケースが多い。中田達也の覚醒は、あるいは今節なのかも知れないぞー!(photos/チャーリー池上、text/畠山)