BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

戸田クラシックTOPICS 3日目

ペラ交換にご用心!

f:id:boatrace-g-report:20190318180415j:plain


 今日は私の勝手なパワー評価をすべて載っけておこう。少しでも舟券に役立てることができれば幸いであります。

      2日目 → 3日目 部品交換
山川美由紀 B(直A)  B
渡邉英児  B     B 電気一式
太田和美  B+     B+
前本泰和  C+     C+
濱野谷憲吾 A     A
角谷健吾  A     A
山崎智也  B+     B+
深川真二  B    ↑B+
石渡鉄兵  B+    ↑A
守田俊介  C+    ↑B
徳増秀樹  B+(直A)  B+(直A)
原田幸哉  C     C
平尾崇典  S(直SS) S
中谷朋子  B+    ↑A
吉川元浩  S     S
白井英治  B+     B+
平田忠則  C+    ↑B
赤岩善生  B    ↑B+
菊地孝平  B+     B+
中島孝平  B     B
笠原 亮  A+    ↓A
井口佳典  B     B
田村隆信  B+     B+
久田敏之  C     C クランクシャフト
長嶋万記  B+(直A)  B+(直A)
山口 剛  C     C
星 栄爾  B     B
大峯 豊  B    ↑A(直S)
毒島 誠  A    ↓B+
中越博紀  B+     B+
馬場貴也  A    ↓B+
長田頼宗  B+     B+
岡崎恭裕  C     C
峰 竜太  C     C
海野康志郎 C+     C+
池永 太  B+     B+
西山貴浩  C    ↑B+ キャブレタ、ギャリアボデー
鶴本崇文  B     B
松本晶恵  B     B
茅原悠紀  C+    ↑B
桐生順平  C+    ↑B キャリアボデー
桑原 悠  A    ↑A+
山田康二  B     B
遠藤エミ  A     A
深谷知博  C     C キャリアボデー
松田大志郎 B     B
中田竜太  C   ↑↑B+ プロペラ
磯部 誠  B+     B+
大上卓人  B     B
関 浩哉  D   ↑↑B ピストン2、リング4、シリンダー

f:id:boatrace-g-report:20190318180459j:plain


 今日、劇的に気配がアップしたのはふたり。中田竜太と関浩哉だ。1Rの中田は新ペラに交換して機力をリフレッシュ。昨日までより展示タイムが大幅に良化し、2コースから余裕のある行き足でイン中島孝平を鮮やかに差しきった。この1勝で明日の勝負駆けにも望みを残した中田だけに、明日の3・4号艇は実に怖い存在だ。
 プロペラ交換について少し触れておこう。初日からペラ交換した選手は6人。
★初日…長田頼宗、磯部誠
★2日目…守田俊介、星栄爾、桐生順平
★3日目…中田竜太

f:id:boatrace-g-report:20190318180534j:plain


 初日から換えた選手のパワー変動は評価不能だが、2日目に換えた守田と桐生は明らかにストレート足がアップした。そして今日の中田は前記の通りの激変ぶり。それぞれ他の整備も兼ねているためペラ交換だけで多くを語るのは危険だが、何らかの影響はあったと思っていいだろう。当然とも言えるのだが「素性の良かったモーターは据え置きかややダウン、逆にワースト級のパワーは大なり小なりアップした」感じではある。
 ここ1、2年ほどペラ交換に関して「新品ペラには足色が鈍るロットがあり、それを引いたらアウト」的な噂が絶えなかったし、現実にペラ交換をした直後から底辺を這う選手が続出してもいた。最近の“噂”は真逆で「換えればパワーアップするペラが多い」と言われている。今日の中田のペラ交換は「大当たりの新ペラ」だったのだろうか。

f:id:boatrace-g-report:20190318180614j:plain


 さてさて、もうひとりの劇的パワーアッパーは関浩哉! 昨日の当欄で「文句なしのワースト。一朝一夕で直るレベルではない」と断じたのだが、いやはやどうして、今日の関はセット交換などの大整備を敢行して8Rに臨み、アウト6コースから見事に2着を取りきった。まさに、昨日までとはケタチのレース足。こちらは昨日触れた「セット交換」がものの見事にヒットしたのだろう。ヒットではなくホームランですな。「直らない」などと断じて申し訳ありませんでした!

f:id:boatrace-g-report:20190318180643j:plain


 今日のレースについて少々。良くも悪くももっとも暴れた選手は、大峯豊だ。大峯の足は昨日まで何の特長もない凡機に見えたが、大幅にペラを叩き直してストレートが良化。その勢いで2Rは6コースから豪快にまくり差し、3連単1500倍超の特大ホームランをかっ飛ばした。たま~にでっかい番狂わせをやらかすんだよなぁ、この長州侍は。
 返す刀で後半7Rも……と行きたかったであろう大峯は、前半のコンマ08に続いてコチラも踏み込んだ。いや、踏み込みずきてコンマ03オーバーの勇み足。すぐ外に節イチの伸びを誇る平尾がいただけに、アジャストできなかったのだろう。気持ちはわかる。明日からスタートは慎重になるだろうが、この7Rの展示タイムは平尾より上だっただけに、アウトからの2発目の特大ホームランを警戒しておきたい。(photos/シギー中尾、チャーリー池上 text/畠山)