BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――気合の長田頼宗!

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 優出選手インタビューを終えてピットに戻り、すぐさま試運転! 長田頼宗だ。「関東代表で頑張る」と宣言した優出インタビュー。この速攻試運転は、その気合と受け取りたい。2R発売中にはいったんボートを陸に上げ、調整のピッチを上げる構え。優出メンバーのこの早い動きは、なかなか珍しいものでもある。

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 徳増秀樹は、長田以外の優出メンバーのなかでは早めにペラ調整に取り掛かっている。今日は気候が変わって、風も強くなっているが、回転をあげるポイントはつかんだ、という。さっそくその発見に基づいて、調整を進めるというわけだ。

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 1Rのエンジン吊り、桑原悠が西山貴浩とともにペラ室からあらわれている。たしか桑原のモーターにはまだペラが着いていたはず、と思って確認すると、やはりペラは外されていなかった。ならばなぜプロペラ室に? 西山と会話を交わすことで、気持ちの安定をはかったということか。まあ、西山と話していると気は紛れそうではあるな。

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 桑原は2R発売中にプロペラを外しており、ほぼ同じタイミングで馬場貴也もプロペラを外して調整の準備を始めた。そのときがちょうど長田がボートを陸に上げたタイミングで、さらにたまたま中越博紀もピットにあらわれた。93期勢揃い! この3人で言葉を交わすのは、彼らのパワーになるはず。

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 白井英治、吉川元浩は2R発売中にもまだ調整作業は始めていない。吉川はモーターにプロペラが着いたままで、序盤のレースは近畿勢が出走していなかったから、ほとんどピットに姿をあらわしていない。雰囲気は落ち着き払って見えたが、なにしろわずかしか見ていないから断言はできない。まあ、グランプリファイナル1号艇をクリアした男だ。ここで浮足立つとは思えない。
 白井は、1RでSG初1着の海野康志郎の水神祭に参加。嬉しそうに海野を称えていた。これが白井に勢いをつけることになるかどうか。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)