BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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福岡オールスター『前検を斬る!!』

 福岡オールスターの前検作業が終わりました。全体的にスリット隊形がバラバラで「足色の比較がしにくいスタート特訓だった」というのが第一感。ただ、そんな中でオーラス第9班の2選手が馬鹿に良く見えましたね。自信のSランクに推奨しておきます!

S級(抜群候補)

★★関 浩哉=46号機

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 奇しくも前節の関裕也(節イチのストレート足)から関浩哉にバトンタッチされた46号機。別に親戚ってわけじゃないんですけどね(笑)。この直線足、やっぱ半端ないっすよ。足合わせでは評判の仲谷颯仁42号機を圧倒する勢いだったし、スタート特訓もスロー&ダッシュ問わずスリット付近からギューーーン! 同体のスタートからでもまくりきれるかも?という雰囲気の行き足~伸びでした。そろそろSG慣れしてきた関君だけに、スリット一撃でピンラッシュもありえますぞ~!

★★羽野直也=69号機

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 一言でまとめるなら「エース機の貫禄」。関君と同班でスリット付近の迫力ではやや劣ったものの、起こしからの出足、その後のセカンド足、そこから伸びて行く足がどれも上々で死角の見当たらないバランス型とお伝えしておきます。つまりは前評判通りのエリートパワー。若くして捌き巧者の羽野きゅんにピッタリの足色にも見えました。しっかり上位着を並べて準優の好枠をゲットすると予言しておきます。

A級(上位候補)

★濱野谷憲吾=22号機

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 ワーストに近い数字の22号機ですが、第3班の中ではゴキゲンな行き足に見えました。最近の憲吾はスリット付近が強めになることが多く、今日も自分流にペラを叩き変えたのかも? ただ、この3班は全体的にストレート足が弱そうなパワー相場なので、「掃き溜めに鶴」だった可能性もありますね。明日の実戦に注目しましょう。

★平本真之=24号機

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 憲吾の3班とは裏腹に、評判機が鈴なりだったのが第7班。これはこれで比較が難しいのですが、こと行き足に関しては平本24号機がキラリ輝いて見えました。スリットから3分の1くらいの余裕があって、班のパワー相場を踏まえればかなり強力なストレート足かも? 忘れた頃に一発大仕事をやらかす男だけに、今節は初日から要注意!

★西山貴浩=21号機

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 平本と同じ7班で、こちらのストレート足はまったくの平凡。ただ、起こしから行き足までのツナギがスムースで、出足系統に力強さを感じました。BB誌の三島もこの部分の足に期待して◎を打ったエンジンだし、キッチリ仕上げれば自在に捌くニッシーニャの好パートナーになると思います。

★篠崎仁志=37号機

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 これも第7班で、イメージとしては「平本より出足系統が強く、西山よりストレートが強め」。両者を足して2で割ったようなバランス型に見えました。7班から3人の抜擢は「茅原52号機(準エース級)も含めてパワー相場が間違いなく強い面々」というイメージが加味されていて、もしもこの見解が間違っていれば3人共倒れの危険性も含んではいます(笑)。で、茅原52号はこの3者よりなんとなく力強さが乏しく感じたのですが……。

 この他では湯川浩司と岡崎恭裕の行き足~伸び、遠藤エミの出足~行き足あたりも良く見えましたね。私がもっとも期待している山崎智也13号機は、ことストレートに関してはまったく目立たず!(涙) とは言え、この13号機は出足系統に惚れ込んだので、実戦でこそ真価を発揮してくれると信じます。前検タイムです。

前検時計TOP10
①桐生順平  6.83
②中田竜太 6.85
③秋山直之 6.86
 峰 竜太
 守屋美穂
 関 浩哉
⑦上野真之介 6.87
⑧吉川元浩 6.88
 平本真之
 前田将太
 遠藤エミ
 羽野直也

 おっと、桐生~守屋までスタート特訓で気づかなかった面々が上位に名を連ねましたな。ことストレート足に限っては関君が断然だと思うのですが……そうそう、ある地元の記者さんからこんな情報も仕入れました。
「福岡水面は潮の関係等で他場よりボートの優劣が付きやすく、イチ推しのボートは107番。この数字だけでも覚えといてください」
 で、この107番艇はと言えば、上野真之介なのですな。モーターばかりに目が行く私ではありますが、今節は真之介のボートにも注目してみたいと思います。

前検ワースト5
①守田俊介 7.05
②重成一人 7.03
③中島孝平 6.97
④山崎智也 6.96
 深川真二
 西山貴浩
 篠崎仁志

 俊キチや中島は指定席?として、ちょいと気になるのは仁志君。こっちの方にランクインする直線足ではないと思うんですけどね。明日の展示タイムではかなり良化するとお伝えしておきます。(photos/シギー中尾、text/畠山)