BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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【特別企画】がんばれ! 甲信越レーサー! 3日目

 信州出身の黒須田が、勝手に近隣県代表を応援する「がんばれ! 甲信越レーサー!」。今日はちょっと泣けたなあ……。

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【新潟県代表・金子和之】前半3Rは6着と大敗したが、後半9Rは3着! 2マークで展開を突いて浮上した。進入では6コースに出されてしまっていただけに、この浮上は大きい! レース後はペラ室にこもってひたすら調整。なかなか手を止めようとしなかったので、話を聞くことはかなわなかった。残念ながら、予選突破は絶望的な状況だが、明日も高配当を叩き出してほしいぞ!

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【山梨県代表・小林泰】とにかく結果が出ない。ここまで⑥⑤⑥⑥着。今日は1Rにキャリアボデー交換で出走し、レース後はすぐに整備室に飛び込んで再度キャリアボデー交換。それが実らなかったかたちだ。日に日に、表情に陰りが増えているような気がする。レース後は試運転を繰り返しており、11R発売中まで続いた。その後は時間ギリギリまでプロペラ室に。一日びっしり、懸命に動いていた小林である。もう、話しかけるタイミングがまるで見つからなかった。この努力が明日、実りますように!

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【長野県代表・飯山泰】いや~、涙目になったな~。7Rで1着になったことはもちろん嬉しい。この甲子園という舞台で1着、これまで見てきた飯山の勝ち星とはまた違った感慨があった。涙目になったのはそれではない。JLCのヒーローインタビュー、見ましたか?
「長野県出身なら誰でも歌える『信濃の国』を歌います」
 そう、信州人なら本当に誰でも歌える(はずの)県歌、であります! 他の都道府県に県歌ってあるんですか? 我が長野県にはある!
♪信濃の国は十州に境つらぬる国にして♪
 この一節を、飯山は歌ってくれたのですよ。もちろんワタシも一緒に歌いました。畠山に「うるせえ!」と言われたが、お前こそうるせえ。これは、まさに甲子園球場にとどろく勝利高校の校歌のようなものですよ! 明日も勝って、ぜひ続きを歌ってほしいところ。ちなみに♪そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し♪と続きます。
 ピットで飯山に歓喜を伝えたところ、「閉会式では長野県出身者全員ステージに上げて、肩組んで歌いますよ!」。それは俺も参加します! フルコーラスいっちゃいますか!(6番まであります)
 甲信越レーサーでは唯一、予選突破に望みをつないだ。明日は5号艇1回乗り、相手は強いが意地を見せてほしい。そして表彰式で『信濃の国』を歌いたい!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)