BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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【特別企画】がんばれ! 甲信越レーサー! 5日目

 信州出身の黒須田が、勝手に近隣県代表を応援する「がんばれ! 甲信越レーサー!」。一般戦回りとはいえ、そして結果は残酷とも言えるようなことになっているとはいえ、奮闘は止まらない!

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【新潟県代表・金子和之】
 1Rは1号艇。しかし4号艇に西島義則がおり、当然のように前付けを浴びた。というか、節間通してピット離れが怪しい金子は、2号艇の今井美亜にバナレで叩かれ、そして前付けしてきた西島の内側に強引に割り込もうとした。どう見ても待機行動違反。1号艇の意地や良し、とも言いたいところだが、ちょっと無理があったか。しかも結果的に2コース。さらに6着だから、落胆も激しかっただろう。後半5Rもやはりバナレでやられて6コースへ。ストレスの溜まる一日だったかも。
 それでも、金子は調整を諦めることはない。今日も最後までペラ調整を続けていた。あと1日だけだから、などと投げることなく、その1日のために努力を重ねるのだ。明日は6号艇、ピット離れはもう気にする必要はない。なんとか一矢報いられますように!

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【山梨県代表・小林泰】
 小林もなかなかトンネルを抜けられない。1R5着、7R6着。1Rは豪快にまくり差しを放っていったが、突き抜けきれない。いいレースぶりだったとは思うが、相棒がなかなか言うことを聞いてくれないのだ(小林自身は「前を追いかけすぎた」と反省していたが)。7Rも握ってバック2番手争いかと思われたが、旋回で後れをとる。1Rはキャブレター、7Rはギアケースをそれぞれ交換しているが、パワーアップしてくれないのだ。そう、小林も諦めずに整備、調整を続ける。金子同様、明日少しでもいい結果が出てほしい!

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【長野県代表・飯山泰】
 今日は5着3着という成績だったが、後半は捌いて獲り切ったもので、足自体も中堅くらいには底上げできたようだ。甲信越の3人のなかでは、それもあってか、表情はやや明るい。明日は3号艇と5号艇。勝利者インタビューはないけど、勝ったらピットの隅で『信濃の国』を歌いましょう!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)