（抽選前のつぶやき）
大村モーターは２月下旬の初下ろしから半年ほど稼働している。『ＢＯＡＴＢｏｙ』９月号で私が◎に推したのは65号機。７月上旬、西舘健の足色に惚れ込んで抜擢したのだが、その後の気配は今ひとつ……甲子園の◎桐生順平65号機～レディチャンの◎チヒロ64と連続でファイナル１号艇をＧＥＴしてきたが、さすがに今節は厳しいかもかも??（もちろんマニフェストに従って舟券は買います！）。
さてさて、今回も日本でいちばん一般戦をガン見している男・三島敬一郎の厳選10モーターを記しておく。レディチャンでは優勝した64号機も含めて10基中８基が準優進出。さすがの鑑定眼は、おそらく今節も正鵠を射抜いていることだろう。
三島敬一郎の推奨10基
★★★★34号機（59％）Ｓ「新ペラ交換後もエースの動き健在。出足中心に抜群」
★★★49号機（42％）A+「選手問わず上位級に仕上がる。レース足◎」
★★★76号機（46％）A+「行き足、回り足系を直前の節で原田幸哉が仕上げた」
★★12号機（42％）Ａ「安田政彦が大整備で直した。バランス型で上位級」
★★46号機（35％）B+「前節で桑原悠が伸び足軽快に仕上げていた」
★★25号機（43％）B+「出足も伸びも良かったが、前節のペラ交換で……??」
★15号機（37％）Ｂ「出足中心にバランスが取れて行き足もなかなか」
★40号機（45％）Ｂ「出足・行き足と上位でスロー水域ならパワーみせる」
★38号機（46％）Ｂ「ペラ交換あったが、出足・回り足と仕上がる印象」
★62号機（38％）Ｂ「回り足からの押しと伸びはなかなか。回転が合えば」
トップ推薦は、数字的にもダントツのエース34号機。三島はまったく数字に頓着しないタイプなので、やはり34号機が大村の絶対エースと思って間違いなさそうだ。この全選手垂涎の超抜モーターを引き当てるのは、誰だ!!??
（いざ抽選会場へ）
「34」「34」「34」……会場に向かう道すがら、同行する記者さんから漏れる声はすべてこの数字！ エース34号機がどんだけ一本被りか、手に取るように伝わってくる。もちろん、それは選手も同じだろう。地元の原田幸哉が前節とまったく同じ76号機（三島A+、『スポーツ報知』長谷記者Ａ）を引いても、遠藤エミが49号機（三島・長谷記者ともにA+）を引いても、思ったほどには盛り上がらない。すべての選手の脳裏に、同じ数字が浮かび上がってるのだろう。
肝心カナメのその数字は、30人ほどが引き終わってもなかなか世に飛び出さない。重成一人が「33」を引いて「カスッたなぁ」。かくなる上はレディチャン覇者の大山千広に渡るのか、と報道カメラマンが一斉にレンズを向けたがお門違いの50号機（長谷記者Ｃランク、今節は厳しいか！）。
でもって、残り10人を切ってからそのゴールデンボールいきなり飛び出した。引き当てたのは、地元の中村亮太！ 今までの静けさが嘘のように場内がドッと沸き上がり、ストロボとシャッター音の嵐、嵐、嵐!! が、亮太本人は苦笑いとも照れ笑いともつかない表情で「うわ、またか」とつぶやいた。またか。そう、亮太は去年の丸亀メモリアルでも54％の絶対エース17号機をＧＥＴ。だがしかし、Ｆ２持ちが響いてそのパワーを活かしきれないまま６日間を終えている。「またか」には、そんな亮太のほろ苦い思い出が込められているのだろう。今節はたかだかＦ１持ち。地元水面×スーパーエースの相乗効果で大いに暴れ回ってくれるだろう。
ちなみに、私の◎65号機は“息子”の守田俊介の手に渡った。「チヒロ64」ほど自信満々に推奨はできないが、自慢の行き足～伸びを最大限に生かしてＶ戦線に絡んでもらいたい。うん、このモーターは「森田太陽（今日の津・準優でフライング＞＜）＆俊キチの結婚祝い」と勝手に妄想しつつ、迷うことなく舟券を買いまくるとしよう。遅ればせながら、おめでとさん、俊キチ!!
三島敬一郎の推奨10基
★★★★34号機（59％）Ｓ＝中村亮太
★★★49号機（42％）A+＝遠藤エミ
★★★76号機（46％）A+＝原田幸哉
★★12号機（42％）Ａ＝太田和美
★★46号機（35％）B+＝篠崎元志
★★25号機（43％）B+＝中田竜太
★15号機（37％）Ｂ＝前本泰和
★40号機（45％）Ｂ＝井口佳典
★38号機（46％）Ｂ＝笠原 亮
★62号機（38％）Ｂ＝柳沢 一
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☆65号機（36％）畠山◎＝守田俊介
（photos/シギー中尾、text/畠山）
