BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

トーナメントのピットから 5~8R

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 赤岩善生が逃げ切り! BBCトーナメントの勝ち名乗り第1号となった。出場権を獲得したのも、赤岩が第1号。このまま突っ走ればミスターBBCの称号も! 力強い表情で戻ってきた赤岩は、勝利者インタビューを終えると整備室へ。ギアケース調整を行なっていた。勝って緩めず整備に励む。赤岩らしい。

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 4着に敗れた茅原悠紀が大声をあげていた。なんでも「アルファード欲しかった~」と叫んでいたらしい。優勝の副賞となる自動車だが、4着で勝ち上がり権を失った茅原はもう手にできない。というか、ランボルギーニ、あるじゃん、あなたには(笑)。日常使い用の車が欲しかったのかしらん。

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 1号艇の永井彪也が6着に大敗した。江口晃生と同じカードに入ったのが不運ではあったか。その憔悴ぶりは、今まで見せたことがないほどのもので、1号艇を活かせなかった悔いが伝わってくる。選考順位の高い永井は、勝ち進めば進むほど有利になっていくはずだったので、この敗退は痛い。

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 地元のヤングが敗れたが、勝ったのは地元の雄の一人である長田頼宗だ。選手班長の大役も担う長田は、このトーナメントが盛り上がることを誰より願っている。それを自分の手で果たすのが最大の願いであって、豪快なまくり差しで1等ともなれば、願ったりかなったりだ。ノリノリの長田は、待ち構えるカメラマンたちにポーズをとってみせる。こんな長田もまた見たことがないな。

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 大山千広、敗れる。若手ふたりが1号艇を活かせずに、1回戦で姿を消した。ピットでは何度も首をひねっており、不本意な結果に表情は晴れない。

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 上條暢嵩もガッカリ。「これで終わっちゃうのが痛いですよねえ。選抜トライアルみたいなのがあるけど、(走りたいのは)そこじゃないですからね。まあ、3日間頑張りますよ」。たった1走で優勝の権利をなくしてしまうのは、やはり過酷だ。あと3日、少しでも勝率と賞金を稼いでください!

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 勝ったのは深川真二。同期の川北浩貴と顔を見合わせて大笑いだ。準々決勝戦は内枠となるが、勝ち上がり続けて、外枠になった時にはおおいに盛り上げてください!

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 今垣光太郎がインから快勝。安堵の表情であがってきた。笑顔は浮かばないが、勝ち上がれたことに満足そうではあった。

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 3着で勝ち上がった木下翔太には、松井繁が両腕を水平に広げて、セーフ! 木下の表情が一気にほぐれた。前半の一般戦で落水失格の憂き目にあっていた木下だが、本番はこちら。そして一般戦の落水など、勝ち上がりにはまったく関係ないのだ。上條の分も頑張れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)