BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――本体整備ラッシュ?

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 取材規制下の下関ピットにおける撮影可能場所のひとつは、もろに整備室内が見られる位置。というわけで、選手の姿をファインダー越しに追いながら、ちらちらと整備室を覗いたりしていたわけだが、今日は何やら、いきなり本体整備を始める選手が多いように思えた。前検日から本体を外している選手は、普段はそれほど多くはないのだが……。

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 赤岩善生が外していたのは、ある意味、ルーティンのうちである。松井繁が外していたのには、ちょいと驚いたぞ。大きな整備をしているような雰囲気はなかったのだが、前検日の王者の本体整備はこれまでに見た記憶がない。

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 久田敏之も本体整備をしていた。桐生代表として、常連だった山崎智也の名前が今回はない。代わりにこの男が代表に名を刻んだ。これはデカい。絶好のチャンスを得た久田にはおおいに暴れてもらいたいわけだが、相棒の感触はいまひとつということか。ほかに、田村隆信、長田頼宗らも本体をバラしていた。もしかしたら、見逃しただけで他にもいたかもしれない。SGの前検を百数十回見てきたが、これだけの選手が本体整備に手をつけるのは、かなり珍しい事態と言っていいと思う。

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 ドリーム組の記者会見などは見ることができなかったが、これだけ本体に取り組む選手がいる一方、毒島誠はかなり余裕と見えた。整備室の奥にプロペラ調整所があるのだが、タイム測定後にそこで姿は見られなかった(死角にいた可能性はある)。感触が良かったのだろうか? 明日のスポーツ紙などに掲載されるコメントをぜひチェックしてほしいが、普段の前検日とはやや違った雰囲気に見える。ドリーム組では桐生順平も同様に見えた。まあ、今日は撮影ばかりに気を取られていたので、あくまでも個人的な感想ということでひとつ。

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 ペラ調整室といえば、この組み合わせに目が向いた。原田篤志と中野次郎。86期の同期生だ。今節は86期生が多いんですよね。この2人以外に萩原秀人、市橋卓士、柳沢一。1期上の銀河系軍団よりも多い陣容となっている。昨年のグラチャンで柳沢がSG制覇。ついにこの期からタイトルホルダーが生まれた。今節は柳沢に続くシリーズにしたいっすね!

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 組み合わせに目を奪われるというと、やっぱりこの2人だよなあ。なんだか実に楽し気に談笑していた元志&仁志。なんの話かはもちろん聞こえてこなかったが、仲の良さをおおいに見せつけてくれたのでありました。

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 女子2人での参戦となる大山千広と平高奈菜も、笑顔満開でしたね。今節はこの2人が助け合っている姿が随所で見られるはず。相手は強いが、そろって予選突破を果たしてほしいなー。

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 若手たちも仲良く話し込んでいましたぞ。105期の磯部誠、109期の永井彪也&丸野一樹。そろそろ100期台後半のSGウィナーを見たいところ。彼らにおおいに期待しましょう。タイトル引っ提げて来月のヤングダービーに向かうのも悪くないっしょ!(黒須田)