さあ、団体戦が始まった。初戦５Ｒは紅組のワンツースリー！ 實森美祐がまくり切って、浜田亜理沙がイン残し、西村美智子が続いたかたち。
とはいっても、毎度そうなのであるが、この段階ではピットがおおいに盛り上がるかといえばそうでもない。上位独占にレディースチームが大賑わいになるとか、揃っての下位にルーキーズチームがガックリするとか、そういう光景は初日の間はなかなか見られないのだ。勝った實森が充実の表情で戻ってきており、それは通常の勝者のレース後。一方、浜田がややうなだれた感じというのも通常のイン戦の敗者である。
前田滉は６号艇５着。これもポイントを紅組に持っていかれたとかは関係なく、納得いかない風情のレース後であった。安河内健に声をかけられると「伸びねぇーっ！」と苦笑い。スタートを踏み込みはしたものの、遅れた５号艇を叩いたのみで、上位に食い込むこともできなかった。それなりに売れていただけに、悔しさもひとしおか。
６Ｒは水野望美が逃げ切って快勝。のんちゃんスマイル炸裂！ もちろんこれも、団体戦で紅組連勝とかはあまり関係なさそうな、自身の勝利を喜ぶもののように見えた。出迎えた面々も嬉しそうだったぞ。
数原魁は、いったんは３番手に浮上しており、そのままキープできていれば白組にポイントをもたらすことになっていたが、落合直子に捌かれて４着。先輩の鈴谷一平に何かを訴えかけるように話しかけていたが、これもはやり逆転されたこと自体を悔しがるものだっただろう。落合先輩のさすがの捌きに感じるものも多かったはず。これがまた明日への糧になる！
なお、佐藤悠が６Ｒ発売中に大急ぎで本体整備に取り掛かっていたことをお伝えしておきます。11Ｒ１号艇、不安あり!?（ＰＨＯＴＯ／池上一摩 黒須田 ＴＥＸＴ／黒須田）
