BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

午後のピット・静

f:id:boatrace-g-report:20171128142925j:plain

本日午後のピット、特に動きなし。(完)

 

 

こう締めたくなるくらい、落ち着いた後半のピットでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:boatrace-g-report:20171128142937j:plain

ちょこちょことペラ室を覗いてみても、

中で作業をしている選手は5~6人程度。

ペラを叩く人間が少ないということは、

それだけ試運転をする選手が少ないということで、

8R以降11R発売中までに試運転をしている選手を

見かけた記憶がありません。

雪だるまブームがそれほど長持ちするわけもなく、

用事のない選手は寒いから表へ出てこない。

顔をよく見かけるのは、樋口、平田、守屋といった

新兵作業をする若手くらい。女子王座決定戦とは思えないくらい

静かなピットでした。

 

 

 

 

 

 

f:id:boatrace-g-report:20171128142950j:plain

もちろん、寒いからという理由だけで

試運転やペラ調整をしないわけではない

(若干はあるかもしれませんが)。というのも、

本日の気温は0~2度だが、天気予報によると明日の気温は

10度以上に上がるといいます。これだけ気温差があると、

今日と明日でまったく違った調整が必要になるのは当然。

すでに本日のレースを終えた選手は、

今からペラを調整してもあまり意味がないのでしょう。

 

 

 

 

 

 

f:id:boatrace-g-report:20171128143053j:plain

整備室を覗いても、状況はほぼ同じでした。

エンジンをいじっている選手がとても少ない。

ただ、部屋の奥の方に59のエンジンプレートと

SGカポックが見えます。三浦永理です。 

ドリーム戦発進ながら、ドリーム6着、本日が2回走りで4着2回。

ペラを叩いて乗り心地をつけていく三浦ですが、

この低迷を受けて本体に手をつけたのかもしれません。 

三浦は明日の1レース1号艇で登場。

このレースが今節の正念場になるでしょう。

 

 

 

 

 

f:id:boatrace-g-report:20171128143112j:plain

長らく試運転に出る艇がいなかったのですが、

11R発売中にピットから艇が出て行きます。平山智加です。

平山も三浦と同じく、優勝候補の一角といわれながらも、

5着5着2着の成績。しかも明日1号艇で登場するのも同じ。

こちらも明日の勝負レースに向けて、

確認しておきたいポイントがあったのでしょう。 

その平山と足あわせをしていたのが、樋口由加里。

こちらもまた、水神祭を目指しながら5着6着に甘んじています。 

こんな状況下でも水面に出て行くのは、

やはり機力の底上げを何とかはかりたい2人。

寒空の下での調整は成功するのか否か。

 

 

 

 

 

f:id:boatrace-g-report:20171128143125j:plain

昨日は大瀧明日香と金田幸子がフライングを切りました。

本日も岩崎芳美が6Rで勇み足。

そして11R、鮮やかなまくりが決まったかにみえた堀之内紀代子が、

5艇よりも先にピットへ戻されることになります。。 

肩を落とすというのは比喩表現ですが、

管理棟へ向かう堀之内の後ろ姿はまさに

肩を落としているように見えました。

 

本日のピットは静かでしたが、明日は気温が上がる。

多くの選手は調整が必要になるし、

今日できなかったことをやろうとする選手も多いはず。

朝から大忙しになることが予想されます。

 

(TEXT姫園 PHOTO中尾))