BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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浜名湖・笹川賞TOPICS 2日目

ダッシュ24連敗、123ダァーーッ祭、開催中!!!!!!

 

 2日目が終わりました。昨日、「2日目以降、さらにスタートが揃ってインが強くなるかも」と記しましたが、結果は……。

 

今日のイン成績

①①①②①⑥①①①①②②

1着率67% 2連率92%

 

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 やはり……1Rの佐々木康幸から、逃げるわ逃げるわ。機力的にどうか、と不安視していた濱野谷憲吾もしっかり逃げた。急に強めの向かい風が吹き荒れても、湯川浩司や魚谷智之がガッチリ逃げた。西島義則が前付けに動いても、石渡鉄兵があっさり逃げた。不覚を取ったイン選手も、ちゃっかりと2着に残った。

 

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 唯一、大敗したのは……私のイチオシ2号機の寺田千恵。どんなにパワー上位でも、SGでコンマ31では勝てない。コンマ10の西島が「逃げまくり」ともいうべきナチュラルな先マイで、テラッチを引き波に沈めた。今日、私はあるレースのあるイン選手のアタマ舟券だけ、自分なりにしこたま買った。昨日の極選レース=白井英治のFで戻ってきた金額を、そっくり突っ込んだ。それが誰だったか……はい、言うまでもないっすね、当然2号機のあのお方でした。分厚く張ったらドカって、お約束にも程があるっ!!(号泣)

 

今日の勝利コース

①①①③①②①①①①③②

スロー勝利率100%

 

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 ただインが強いだけではない。インを負かしたのは、またしてもすべてスロー勢だった。4R松井繁の3コースまくり差しにはじまり、西島の2コース“逃げまくり”、重成一人の3コースまくり差し、坪井康晴の2コース差し。ダッシュ勢は先頭艇の影も踏めぬ有り様で、初日1Rから24連敗、継続中。どこまで続く、この記録?? まさか、72戦全敗なんてことはないだろうが、あっても私は驚かないぞ。

 

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 とにもかくにも、今日でほぼはっきりしたこと。プロペラ制度が変わっても、SGのレースの本質はほとんど(見た目にはまったく)変わらなかった。スタートが揃って、インから順番に差してまくって……この2日間24レースで、123ダァーーBOX決着は、なんとなんと9発!!!! 1着に限らず、どんだけスロー勢が圧倒的に有利か、この数字が証明している。まあ、持ちペラ制時代のSGも似たり寄ったりだから、以前のままの感覚で舟券を買えばいいんですけどね。私は、ちょっと時間がかかりそうだ。

 

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 新ペラ制度によって、1~6号艇まで2勝ずつ挙げるような、何でもどこでもありのSGになる。コース優位より、選手の力量とパワー優位のSGに変わる。

 

 こう信じきっていたから。それは、淡い幻想でしかなかった。全員の力量(特にスタート力&精神力)が高すぎるSGは、スリット横一線になってしまってアウト勢がほとんど何もできず、誰がインでも圧倒的有利になってしまうのだな。単純に、物理的にそうなってしまう。力量&パワーより、やっばりコースの利なのだな。 先刻、明日のシルシを打っていた専門紙のある記者が、「うわっ、グリグリ(◎)が全部1号艇ばっかりになってしまったぁ~」と叫び、苦笑していた。当たる当たらないはともかく、その予想で正しい、と私は思う。客観的にもデータ的にも、それがもっとも正解に近いシルシなのだから。

 

 今日はちょっと書くべき気力がまったく湧かないので、これで失礼させていただきます。明日、気持ちを入れ替えて(新ペラ制度のことは考えないで)、レースでのあれやこれやの出来事を書き留めます。悪しからず!!(※本文と関係ない写真は、サービスカットということで、ひとつ。

(Photos/中尾茂幸、text/H)

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