BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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芦屋グラチャンTOPICS 2日目

今日のイン成績

①⑥⑥①①①①④①①①②

1着率67% 2連率75% 3連率75%

 

 

 

 

 

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「初日よりイン選手が苦戦する」というのが私の読みだったが、

こと1着に関しては昨日よりひとつ増えた8勝。

特に後半はスリットからドカーーンと覗く選手(たったひとりだけ、

山口剛……行き足が良すぎてコンマ01Fに散る)もなく、

イン天国の水面と化してしまった。 

ただ、2Rの藤丸光一、3R田口節子、8R山口Fなど、

スリットから完全に出切ってイン選手を引き波に沈める選手も増えた。ボチボチの勝負駆け気配も含めて、

明日のイン選手は「多くても6勝止まり」と予言しておきます!

 

 

 

展示エースを狙え!!

 

 

 

 

 

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あるいは必勝法かも?? という舟券戦略をひとつ。

買い方は簡単、「各レースの展示トップ時計の選手を

アタマ固定にして買う」これだけ。 

まぁ、斬新でもなんでもない、昔からよく見かける戦法なのだが、

こと芦屋ではこの作戦がやたらとヒットするとか。

言いだしっぺはボートボーイのウッズ森記者。

曰く、

①芦屋はレーザー計測なので、展示時計が正確。100%信頼できる。②芦屋の08グラチャンで、一番時計レーサーの1着率は35%とバカ高だった。 こんなことがボー誌の7月号に書いてあった。

で、昨日今日と密かに私はこのウッズ理論を検証してみたのだが、な、なんと……!!??

 

 

2日間24Rでの展示一番時計レーサーの1着率

…24戦9勝で38%!!!!

 

 

 

やはり、高い。6選手の単純1着確率は1/6だからして、約17%。

これを倍以上も上回っているのだから、買わない手はないだろう。

「要は、勝つ確率の高い1号艇を買うのと同じようなことでは?」 

それは違う。断じて違う。1号艇は誰なのか、

我々は前日からネットや携帯で知ることができる。

でもって、みんながそこに群がるから、配当は安くなる。

だが、展示トップ選手は、直前情報が出るまでわからない。

SGあたりだと前売りもかなり売れるわけだが、

その売上には「展示時計情報」は介在しない。

そのギャップが、そのまま配当の妙味になるわけだ。 

 

 

 

 

 

 

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たとえば今日、2Rの藤丸光一は

6秒68のトップ展示時計を叩き出した。

ゴキゲンな伸び足そのままに、ぐいぐいまくりきって3連単は361倍!! こんな配当、SGの1号艇では、まずはありえない。

ちなみに、この2日間の展示トップ選手

(同タイムの場合は艇番の若い選手)の3連単アタマ総流しを

買い続けていたら、回収率は約150%にもなっていた。

ウッズ記者が告知した一番時計理論は、

今のところ大ヒットといっていいだろう。 

ただ……こういうのは、気づいて買い始めたときが、ねえ。

1時頃に芦屋に着いた私は、

7Rから実験的に2連単の一番時計アタマ総流しを買い続けてみた。どうだったか? 今日の彼らの着順一覧を見ていただきたい。

 

 

①①④②①①⑥F⑤⑥⑥⑥

 

 

 

7Rの馬袋といい、8Rの山口といい(万歳した瞬間、フライング判定)11Rの石野といい……博才がないにもほどがある私であった。

 

 

W女王の逆襲

 

 

 

 

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笹川賞で記録的な惨敗を喫した女子レーサー陣。

だが、今節の“紅二点”は予選から勝手が違うようだ。

まずは、女子最強レーサー横西奏恵。

初日6着スタートになった奏恵ちゃんだが、

まずは今日の2Rで巻き返しにかかる。

藤丸光一のまくりをマークしつつ、

冷静な差しハンドルを入れて2着確保。貴重な8点をもぎ取った。

 

 

 

 

 

 

 

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それで勢いづいたか、続く3Rの現役クイーン・田口節子は

なんとなんと、4カドから目の覚めるような一撃まくりで

男どもを蹴散らした。昨日の3着と合わせて16点8・00、

十分に準優圏内だ。 さらに7Rでは再び奏恵ちゃんが登場して、

イン水域に仁王立ち。しっかり逃げ切って今日は18点、

昨日の6着のハンデを完全に取り戻してしまった。

並べてみれば奏恵②節子①奏恵①。

笹川賞の屈辱を晴らすのは、

やはり新旧女王に課せられた“公務”なのだ。

このままの勢いで、是非とも予選を突破してほしいぞ。

 

(photos/シギー中尾、text/H)