BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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本日の水神祭! 初日は5本!

 新鋭王座といえば、水神祭ラッシュ! 今節は22人にその権利があります。初日はそのうち5人が達成! 2回乗りなどで1着直後に行なわれなかったものもあったので、ここは水神祭が行な荒れた時系列でいきましょう。

 

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 まずは6Rで1着の下出卓矢。1回乗りだったため、レース後すぐに行なわれています。新鋭王座初出場にして、いきなりの1着。幸先のいいスタートであります。ワッショイスタイルで豪快に投げられた下出は、空中でくるりと一回転してドボーン! 徳山水神祭フェスティバルの幕開けは、なかなか派手なものになりましたよ。

 

 

 

 

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 つづいては、3Rで2年越しのGⅠ初1着をあげた黒井達矢。8Rとの2回乗りで、ここを2着と好走したあとの水神祭。もちろん埼玉勢が中心となって、ウルトラマンスタイルでの投擲となりました。1月の芦屋は事故率が影響して出場ならず。しかし、足枷が外れてからはしっかりとA1級の勝率をマークして、ジコパンでまともにレースできなかった宮島王座の借りを返しました。初日1着2着と好発進。一気に宮島で味わった悔しさを晴らしたいところです。

 

 

 

 

 

 

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 黒井の直後に投げられたのは、同8R1着の船岡洋一郎。徳山のボートリフトは2台あるのですが、黒井が投げられた頃にはすでにスタンバイが終わっていて、報道カメラが民族大移動しての水神祭となりました。今節、広島からは川下晃司、三宅健太も水神祭を目指しています。そのハナを切っての初日水神祭で、同県勢に勢いをつけるものとなったか。こちらもウルトラマンスタイルで放り投げられました。

 

 

 

 

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 9Rでは乙藤智史が逃げ切ってGⅠ初1着。下出同様、新鋭王座デビュー戦で勝利をあげました。乙藤の99期は、水摩敦、木下大將と同県勢が揃っており、この2人がとにかく喜んでましたね。水摩は「カポックつけないと溺れたりしないか?」と心配したりもしていました。 やはりウルトラマンスタイルでの水神祭となり、乙藤はしっかりと岸まで泳ぎ切っています。水摩の心配は杞憂でしたね。でも、陸に上がるのに少々手間取って、係留所で調整をしていた深谷知博が心配そうに見守ったりもしていましたね。

 

 

 

 

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 ラストは、4Rでやはり新鋭王座初出走初1着の河合佑樹。こちらは10Rに出走があり、水神祭はそのあとに行なわれています。いや、この「そのあと」はニュアンスが難しい。というのは、ちっとも始まらなかったのです、水神祭が。レース後、整備室に入った河合はモーター格納、さらにはペラ調整。ぜんぜん始まる気配がない。先輩たちも周りにいるのに、なぜかまるで動きがなかった。しかし、12R発売中についに先輩が動いた! 同期勢はどうやら、すでに終わっていると思い込んでいたようで、河合が渋々リフト前に連れてこられると、人の輪が一気にできあがりました。 ワッショイスタイルで放り投げられた河合は、空中で2回転! お前は内村航平か!? 

 

 というわけで、5名の皆様、おめでとうございます。初日の好成績はシリーズを戦ううえでもアドバンテージ。この勢いで、今節は旋風を巻き起こしてください!(PHOTO/中尾茂幸)