選手のレース場入りは10時からで、
おおよそ10時15分くらいに選手の乗ったタクシーが到着し始める。
10時ちょい前にピットに着くように記者席を出て、
それでもたぶん10分ほどはピットで待つことになるだろう。
一番乗りはたいがい地元の若手選手で、
今節なら篠崎元志あたりだろうか……
げっ! 深川真二! 芦屋でGⅠを制したばかりの深川が、
なんと一番乗りで福岡にやって来た。
佐賀は福岡から近いだろうとおっしゃるかもしれないが、
佐賀勢は九州SGではわりとゆっくりめにあらわれるのが常で、
シンガリ登場ということもよくある。でも今日は
深川が先陣を切って登場! 思わず背筋がピンと伸びた。
佐賀勢はなぜか別々にレース場入りして、
SG初登場となる古賀繁輝が約30分後、
峰竜太はさらに20分ほど後にやってきている。
その後輩たちも、深川に次いでレース場入りとなった
篠崎元志と岡崎恭裕も、深川が一番乗りと聞いて「ウソでしょ!」
と驚いていた。急いで先輩のもとに駆けつけろ―!
二番乗りとなった篠崎&岡崎の福岡若手コンビは、
篠崎仁志が運転する車で登場。篠崎兄弟揃い踏み!
そして、岡崎はついにSGの舞台に帰ってきた。
あの痛恨の舞台であり、思い入れがたっぷりとこもった
地元でもある福岡で、SG復帰を果たすのである。
おかえりなさい、と声をかけると、爽やかに笑った岡崎。
今節もっとも大きなドラマを抱えて戦うのは、間違いなくこの男だ。
それにしても、今日は選手の入りが実に早かった。
普段であれば、10時15分頃に一番乗りがあらわれ、
それから10時台はポツポツとやってきて、
11時くらいの段階では3分の1くらい。
それから一気にラッシュに突入し、ラストが11時30~40分くらい、
というのが昼間開催のパターンである。
しかし、今日は深川の一番乗りから次々に選手が
ピットにタクシーや自家用車を乗りつけて、
10時30分くらいにはもうラッシュが始まっていた。
多いときにはタクシーが4~5台もピット内にあり、
その一群が去った1分後くらいにまた2~3台、といった感じで、
メモの文字がグチャグチャになってしまった
(自分でも読めん部分が多い)。
そんななかで印象に残るのはやはり、久々に顔を合わせる選手。
今年V9と絶好調の石川真二や、讃岐の大将・三嶌誠司。
あるいは、笑顔爆発でタクシーを降りた江口晃生や、
SGからめちゃ離れてたわけではないけどなぜか懐かしさを覚えた
新田雄史などなど。石川は、ニコニコ生放送の永島知洋さんに
マイクを向けられ「15年ぶり」と言っていたが、
これは「ダービー出場が15年ぶり」。
でも、SGで会うのもけっこう久しぶりだよなあ。
絶好調ぶりをぜひここでも見せてほしいぞ。
そんなこんなで、しんがり登場は奈良勢。
太田和美と丸岡正典がハイブリッド車タクシーでやって来て、
出場全選手が揃った。これが11時10分。
最後だよ、と言われて丸岡は、目を丸くして「ウソ!?」。
この時間にやってきてドンケツとは思わなかっただろうなあ。
というわけで、ダービー52名が福岡にやって来た!
明日から熱戦が始まりますよ~。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)
長かったF休みも明けて、
賞金王出場へ一直線! 光ちゃんです!
カマギー、おしゃれ!
王者のメガネもおしゃれだ!
そろそろ憲吾の強いところを見たいぞ。