ボートレース甲子園、モーターボート記念! ということで、今日の開会式は関東、東海、近畿、中国、九州、そして四国と地区ごとに登場し、コメントを述べています。「関東」などと大書されたでっかいウチワに先導されての登場でしたが、ウチワは丸亀の名産品のひとつであります。多くの選手が選出してくれた地元プールの施行者への感謝を語っていましたが、もちろん地元地区の威信を背負っての戦いにもなるわけです。
そういうわけで、トップバッターは関東、桐生の登番最上位ということで、この人でありました。
山崎智也
「開会式トップをとったんで、成績もトップをとって帰ります」
トリは地元香川の登番最年少である平山智加でしたが、そのひとつ前はこの人でありました。
森高一真
「精一杯がんばります!」
いや、文字にしてしまうとなんてことのないコメントですが、普段の開会式とは様子が違いましたね。「地元では絶対に負けたくない」とかねがね口にしてきた男だけに、この一戦に懸ける闘志が伝わってくる姿でありました。
あとはアトランダムにいきましょう。
松井繁
「他の大阪支部のためにも精一杯頑張ります」
昨年から「1レース場につき2名推薦」となったモーターボート記念。多くの方から「支部で考えると、ちょっと不公平があるのでは?」という声を聞きます。その最大の“同情票”はもちろん住之江に向けられたものでありましょう。松井の複雑な思いが感じられる一言でありますね。
大峯豊
「家族サービスくらい仕事も頑張ります」
大峯家は幸せであります。もっと幸せにする方法があります。それは最高の家族サービス=パパのかっこいい優勝を見せること、であります。頑張れ!
田村隆信
「今年は花火らしい花火を見ていないので、最終日、舟の上で花火を見たいと思います」
お見事なコメント! 私も花火らしい花火を今年見ていないので、舟券大花火を打ち上げたいと思います。最終日といわず、毎日。
萩原秀人
「福井から来たハギちゃんでーす」
そんなふうに呼んでる人、見たことないです……。いい味出してるなあ、この人。
平石和男
「来る前に飼っている亀の水槽を掃除したら、いいエンジン引きました。丸亀だけに、いいことがありそうです」
だっはは~、おやじギャグ! そんなコメントが似合うベテランになったへーちゃんですが、応援ヨロシク!
桐生順平
「声援、ヨロシク!」
ドリームインタビューでのコメントによると、「応援を声援にしている」「これからも使う」だそうです。へーちゃんイズムは力強く戸田に受け継がれていくのであります。
ベストコメントは、これだ!
烏野賢太
「こんにちました~」
そんな日本語、ございません! 「おはようございました~」が決めゼリフのグレート賢太、ナイター開催の午後イチ開会式でどうするのか、と思っていたら、それですか(笑)。広辞苑の次の改訂版に載せてもらえるよう、ボート界一丸となって働きかける……という話はあるわけありません(笑)。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)