さあ、もちろん今年のチャレンジカップも、このランキングを中心軸として進行して行くぞ~!!
'賞金ランキングTOP20
①瓜生正義→
②池田浩二→
③新田雄史→
④松井 繁→
⑤毒島 誠→
⑥太田和美→
⑦井口佳典→
⑧篠崎元志→'
――以上当確――
' 18日 19日
⑨湯川浩司 6156万 6189万
⑩田村隆信 6102万 6140万
⑪中島孝平 5964万 5999万
⑫峰 竜太 5919万 5919万(21日から鳴門)
――――
13齊藤 仁 5531万 5567万
14篠崎仁志 5344万 5379万
15田中信一郎5330万 5356万
16秋山直之 5149万 5180万
17平石和男 5126万 5132万
18丸岡正典 5029万 5066万
19山崎智也 4975万 5024万
20辻 栄蔵 4948万 F休み
※千円単位切り捨て'
それぞれの勝負駆け
★⑨~⑪位
湯川、田村、中島の3選手は、とにかく5日目終了時点で9位を目指したい。9位なら、よほどのことがない限り確定になるはず。もちろん10位でも相当なアドバンテージ。11位では優勝戦のメンバーによっては首筋が寒くなる可能性も少なくない。舟券的には、この3者の直接対決が組まれたレースは「ガチンコの競り=大穴」もありえるぞ!
ちなみに明日の12Rは<③中島④田村>の直接対決。一触即発のセンター競りかっっ??
★⑫位・峰竜太
一般戦でのフライングがたたって、今節はお休み。で、篠崎仁志が宮島の周年記念を逃げ切っていたら、その時点でほぼ赤ランプが点灯した。ところが仁志もFに散って、まさに首の皮一枚で土俵際に踏みとどまっている。峰は21~24日の鳴門(付加賞込みで優勝120万円)が斡旋されており、1円でも上積みしつつ(わずかだが中島を逆転する可能性あり?)チャレカ優勝戦の結果を待つことになる。詳しい場合分けは後日にするが、このまま⑫位だった場合①~⑪位が優勝すれば残留チャンス、逆に13位以下が優勝すれば、その瞬間に転落となる。
★13位・齊藤仁
もっとも峰に近い立場にいるが、それでも現在の差は400万円弱。優出・完走ならほぼ峰を超えるはずで、ベスト12への最低ノルマは「優出」ということになる。そして優勝か準Vなら自力で当確。逆に予選落ちなら、その時点で峰に届かず終戦となる。仁のファンは、とりあえず予選突破をひたすら祈り、応援するべし。
★14位~17位
篠崎仁志、信一郎、秋山、平石は齊藤よりさらに厳しい状況だが、準Vで峰を超える可能性が高い。とにもかくにも優出ノルマで、最低でも準Vを目指すことになる。それにしても、仁志は宮島のFが痛かった。そして、今日の信一郎の⑥⑥着も、痛恨のスタートといえるだろう。
★18位以下
丸岡、智也はじめ18位以下の面々は、あれこれ余計なことは考えず、とにかく優勝だけを目指すシリーズだ。「優勝絶対ノルマ」はスッキリ潔い心持ちで戦えるメリットをもたらすかも? もっとも、優勝しても峰に届かない選手も何人かいるのだが……。
まあ、今日のところはこの程度にしておこう。現時点での私の勝手な見立ては「峰12位残留40%、齊藤仁はじめ他の選手が逆転当選60%」なのだが、果たして??
19位の覚醒
本番までジャスト1カ月。ディフェンディング賞金王の山崎智也が、重かった腰をやっと上げた。1Rはインからしっかり逃げて開幕を飾ると、後半8Rでは2コースからイン平田忠則を豪快にまくりきって連勝発進だ。もちろん1・2号艇での連勝だけに、手放しで「Vまっしぐら!」などとは言い切れない。明日以降の3~6号艇は、他の選手も勝負掛かってくるだけに、日毎に厳しい戦いを強いられるだろう。
だが、今日の智也の勝ちっぷりには、「単に好枠を生かした勝利」と言うにとどまらない凄みのようなものを感じた。まず、ターン出口からスッと押して行くレース足、さらにそこから加速する行き足~伸び、つまりストレートがかなり強い。8Rでは智也をマークした徳増秀樹に「差されたか??」という勢いで肉薄されたが、そこからスーーッと滑らかに伸びて舳先を封じた。外枠の智也はまくり差しを中心にバックで混戦になる戦術が主流なので、この足は実に心強いのである。
今日の連勝にケチを付けるとすれば、やはり最近の弱点とされている「内水域でのスタート」だろう。1Rはコンマ25、8Rはコンマ29……とても威張れたものではない。他の面々がすべてお付き合いで遅かったことが勝因、とも言える。2戦連続で惨敗があってもおかしくないスタートではあった。
ただ、だからこそ我々は智也ならではの「凄み」を思い出さなければならない。この平凡なスタートで連勝を飾った強運。ボート界で「持ってる男」と言えば、私は真っ先に智也の顔を連想する。去年の賞金王決定戦にしても、その天運が具現化された一例にすぎない。今年はその天運を封印したのか貯蓄していたのか、あまり目立たない10カ月だったが、この津の水面でこってり凝縮したものを一気に吐き出すのでは……??
そんな妄想が膨らむ、「凄み」のある連勝だったわけだ。それが私の妄想のままで終わるのか、かつて何度も繰り返された奇跡の再現なのか、あと数日後にわかる。(photos/シギー中尾、text/畠山)