オーシャンカップの前検が終わりました。まずは、気になってしかたがない「丸亀スリートップ」の動向から。
★中島孝平23号機
もっとも期待していた23号機ですが……うーーん、足合わせ・スタート練習ともに「悪くはないが」という程度。正味の見立ては中堅上位レベルでした。あるいは実戦に行ってメチャクチャ出るのかも知れませんが、今日のところは過信禁物とお伝えしておきます。現状は、ランク外。
★前田将太14号機
行き足~伸びが期待された将太ですが、これも突き抜けるというほどの迫力はなかった。でも、先入観を度外視すれば、かなり出ている部類だと思います。上位の下、くらいか。この14号機は前節、イン屋の関忠志が乗ってかなりペラを叩いた可能性もあり、整備によって一変するかも?? 明日の気配に注目するとしましょう。とりあえずAランク。
★坪井康晴60号機
ややダウン気味と見ていた60号機ですが、上々の動きでした。スリット付近の行き足が強く、しかもターンの出口からスッと押していくムードもある。今日の時点では、3強モーターの中でいちばん仕上がっていたと思います。S級に抜擢しておきましょう。
さてさて、この3強よりもバカに良く見えた選手がひとりおりました。迷わずSS級に指名します。その他の有力パワーもまとめてどうぞ。
SS級(節イチ候補)
★★★田中信一郎
まず、足合わせでは軽量の平山智加ちゃんを手玉に取り、平石和男を圧倒するパワーを見せつけました。特に、回った瞬間からぐんぐん加速していくレース足。これがヤバい。ターンの出口から相手を置き去りにする勢いでした。そして、スタート練習でもスロー&ダッシュ問わず、スリット前後で気持ちよく伸びる。とりわけ、インコースのスリット~1マークまでにぐんぐん伸び返して行く足、ここに得体の知れぬ底力を感じました。このパワーなら、1~6コースまでどこでも舟券に絡んで来ると思います。
S級(超抜候補)
★★太田和美
信一郎と同班の特訓で、しぶとく食い下がっていたのが太田でした。事前に整備をするタイプじゃないけれど、今節の太田もスリット付近の行き足が強烈なようです。地元の三嶌誠司も回り足を中心にいい感じだし、今節は銀河系よりも花の69期が大暴れするかも?? で、もうひとりのS級は前出の坪井であります。
A級(抜群候補)
★深川真二
浜名湖グラチャンに続いての抜擢です。ただ、前回の自慢が回り足だったのに対して、今回は行き足主体のストレートが強力。これまた信一郎、太田と同班のスタート練習で、この2艇にしっかり追随しておりました。前検のひとつの班から3選手を選出するというのは冒険ではありますが、他の班よりド迫力に見えたのだから仕方がない。この第3班が超抜ひしめく「死のグループ」だったと信じます!(笑) で、もうひとりのA級が前田将太であります。
以上の見立てをまとめると、こうなります。
SS級★田中信一郎
S級★太田和美、坪井康晴
A級★深川真二、前田将太
さてさて、前検タイムです。ん、んんっっ????
前検時計TOP10
①田中信一郎 6・58
②太田和美 6・63
深川真二
前田将太
⑤田村隆信 6・64
岡崎恭裕
⑦石渡鉄兵 6・65
湯川浩司
馬場貴也
峰 竜太
なんとなんと、坪井以外の4選手が1~4位まで独占ですか。もちろんこの時計通りに活躍するとは限りませんが、ちょっと自信の深まるデータではありますな(あまり人気になって欲しくもないけれど)。
前検ワースト5
①吉田俊彦 6・81
②新田雄史 6・79
③寺田 祥 6・77
丸岡正典
⑤川崎智幸 6・75
中野次郎
平本真之
うむ、確かに気配的にあまり目立たなかった面々ですな。いちばん気になるのは、行き足~伸びを武器にして攻めたいまくり屋の丸ちゃん、かなぁ。(photos/シギー中尾、text/畠山)