毎年、暮れには住之江の通用門に立ち、賞金王シリーズ戦に出場する選手のレース場入りを待ち構えていたわけだが、今年は次々と登場するのはすべてナデシコ! 実に不思議な感覚で……ということは平和島グランプリでも書いたような気がするけど、やっぱり不思議な感覚ではあります。まして、一昨日、茅原悠紀のグランプリ制覇を見届けたばかりですからね~。またこうして取材の場に立っているのがやはり不思議ですね。
それはともかく、ナデシコたちが続々と! 地元勢一番乗りは西村歩でした。
今回はけっこう、はじめまして!の選手がいますな~。昨日発表された池田浩美の欠場(残念!)によって繰り上がりとなった矢野真梨菜は、本当に急遽といった感じで住之江入り。シリーズではありますが、大きな舞台にいることができるのは、今後に向けて大きなことでしょう。赤澤文香も初対面。三宅文香時代にも会ったことないもんな~。あ、はじめましてはこの2人だけかも。初出場は津田裕絵、渡邉優美、塩崎桐加ですが、別のところでお会いしたことがあるのです。渡邉は、12月10日に長嶋万記のイベントでちょっとだけお会いしました。「この間はありがとうございました!」なんて挨拶しに来てくれて、感激です!
それにしても、選手たちの人気ぶり、凄かったなあ。女子のビッグレース開催はこれが初めてという住之江。今日は女王組はやって来ないものの、しかしファンにとっては特別な朝なのかもしれません。入り待ちのファンが多かったし、レース場入りするやファンに声をかけられて、サイン&撮影攻めとなる選手がほとんどでした。藤崎小百合も、タクシーを降りた瞬間に「藤崎さーん」だもんなあ。
堀之内紀代子の前にも、ファンの行列がズラリ! 一人一人に丁寧に応える姿には頭が下がる。そうした行列が、あっちにもこっちにも出来上がっており、通用門付近はものすごい賑わいとなってましたね。
すごかったのは、魚谷香織! 40分くらい、ファンとふれあってたんじゃないかな。トナカイのかぶりものを渡されても、快くかぶっちゃったりして。レース場入り自体もラストに近いほうだったのだが、それから延々、ふれあいタイムはつづいて、他の選手全員が私物検査に向かってからも数十分、ファンにつかまったままでありました。こうしたファンの思いがパワーになる! ナデシコたちはファンの思いも背負って、奮闘するのであります!(黒須田)