今日も今日とて岡山会議。１Ｒでピット離れ遅れて、逃げ切りも果たせなかった金田幸子のもとに、２Ｒ出走の喜井つかさ以外の岡山勢が集結していた。
寺田千恵が言う。「あれでいいんだよ。いいんだけど……」。金田は「はい」と返す。福島はおかしそうに目を細め、堀之内紀代子もにこにこと笑っていた。金田としては悔しい敗戦。しかしすぐに反省会が開かれて、的確なアドバイスを伝えられる。やっぱり、これって大きいですよね。
２Ｒ後は、喜井つかさの快勝をみんなで祝福！ 喜井は充実感あふれているものの、微笑む程度の表情だったが、他の岡山勢は実に嬉しそうに笑っていた。⑤＝⑥が売れるという番組でしたからね。人気薄を見返すかのような喜井の逃げ切りは、仲間たちにとっては爽快なものだっただろう。
その２Ｒ後には、香川会議も行なわれていた。平山智加が６号艇で２着。今節の地元香川支部はドリーム組３人での参戦で、会議と言っても３者でレースを振り返るというものになる。平山と平高が神妙な顔つきで話し合い、山川が作業をしながらそれを聞いているという構図であった。
そうそう、１Ｒ後には東近畿会議も。遠藤エミが５コース快勝で、先輩である香川素子と福井支部から単独参戦の今井美亜がにこやかに話し合っていた。これはもう、１着を祝福するものに違いありませんね。遠藤はドリーム大敗を巻き返した格好であり、初日連勝の香川、２着の水口由紀と、滋賀支部は快調！
で、香川は１Ｒ発売中、整備室で本体を割っていた。昨日ピンピンの香川が整備室にいるとは思わなかったので、ちょいとばかり驚いたのだが、つまり連勝に浮足立っていないということだ。部品交換などの整備だったのか、単なる点検だったのかは確認し切れなかったが、10Ｒまでの時間をしっかり使い切ろうということだろう。昨年は水口が優勝。そして今節ここまではそれぞれに順調。今年も滋賀支部がレディチャンを席巻するかも！
本体整備といえば、日高逸子、藤崎小百合、竹井奈美の福岡勢も行なっていた。日高は12Ｒ１回乗りと時間がたっぷりあり、藤崎も７Ｒと後半出走で多少余裕はあるが、竹井は４Ｒに出走だから、時間はあまり残されていない。昨日の不本意なレースを帳消しにするべく、急ぎ整備に取りかかったというわけだ。２Ｒ発売中には整備を終えて、すぐに水面に飛び出している。果たして整備の成果は!? これを書いている直後に、その４Ｒ発走です！（ＰＨＯＴＯ／中尾茂幸 池上一摩 ＴＥＸＴ／黒須田）
※まくり快勝！
