BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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台風かいくぐり全員到着!

 

 

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 土砂降りの雨に悲鳴をあげながらピットに辿り着いたら、選手が鈴なり! まだ14時前だというのに、王者をはじめ選手がずらりと宅急便の荷物を探したり、家族に到着の連絡を入れたりしている。通常、選手の到着はナイターなら14時から(デイなら10時から)。その5分前くらいにピットに着いていれば、52人全員を待ち構えることになる。ところが今日は、みな仕掛けが早い!

 理由はもちろん台風。12時ころに千葉あたりに上陸したそうだが、予報でもちょうど今日の昼間あたりに群馬県が台風の予報円のなかに入っていた。電車の運転見合わせの可能性もあるから(実際に東武線は畠山が乗った次の便くらいからストップしたとか)、選手たちは念には念を入れて早めに動いたのだ。遠方の選手は昨日のうちに東京など近隣に前乗りして、今日はいつもより早く行動した。僕がピットに着いた時、ちょうど目の前で篠崎元志が背中をずぶ濡れにしながら荷物探しをしていたが、元志もまたその口だったようだ。

 

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 太田和美もやはり早めに動き、午前中のうちに桐生までやってきていたらしい。その後、周辺で時間を潰して、14時半くらいに到着。今日のような天候で交通機関に影響が出た場合、遅延証明書さえ提出すれば、前検遅参ということにはならないわけだが、しかし彼らは時間を少し持て余すことになっても、早くレース場にやってくることを選ぶ。それもまた、トップクラスにあるべき姿勢なのかもしれない。

 

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 千葉から愛車でやってきた石渡鉄兵も、かなり早めに家を出てきたようで、桐生には14時よりずっと前に着いていたようだ。時間つぶしは散髪。理容室できれいに髪の毛を整えて、さっぱりしてレース場に登場したぞ。

 

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 それにしても、14時前後の雨脚はかなり強かった。この写真でおわかりいただけますかね? 傘をさしても足元には何も効果はない。ズボンの裾と靴はびしょびしょだ。そんななかでも、選手たちは通用門の前で待つファンのもとに向かう。山口剛もタクシーを降りるとファンのもとへ行ってふれあいタイム。そんな選手たちには頭が下がる。そして、この風雨のなか、屋根のないところで傘を頼りに選手を待っているファンの方にもとことん頭が下がります!

 

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 新田雄史が到着したころには、少しは雨脚は弱くなっていただろうか。新田、タクシーを通用門前で降りて、傘もささずに競技棟へ。なんたる豪胆! ファンの前でも傘をささずに写真撮影などに応じていたぞ。ちなみに、これを書いている現在はまた風雨が強くなってきた感じがします。前検、無事に行なわれますように……。

 

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 さて、このメモリアルで注目したいのは徳島勢。今年はずいぶん徳島をプッシュしてきたが、来年のグラチャンが鳴門開催と決まった以上、注目続行! SG優出完走でグラチャン出場権ゲットなら、このメモリアルで早々に手にしていただこう。田村隆信はもちろん、市橋卓士にも奮闘を期待! 今年のグラチャンでは、優勝条件で鳴門オーシャン行きだったので、「どちらかに優勝してほしい!」だったわけだが、今回は優出が条件になるから、「どっちも優出を!」ということになる。頑張れ!

 

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 大トリは寺田祥と谷村一哉で、そちらにレンズを向けていたら森高一真が登場。一真様は14時前には到着していたようで、私物検査も終えて涼しい顔をしていた。寺田と谷村の撮影には失敗したので、一真様を掲載しておきます。選手たちみんなが早く動いたために、今日は15時前には全員が揃いました。正直、誰か到着が遅れてもおかしくないと思ったものですが、さすがであります! これぞSG!(黒須田)