畠山シュー長がやまと学校取材のため、今節は2日目まで代打・姫園がレース関連の原稿を担当します。なお、モーター抽選の記事をアップロードするのに手間取ってしまい、1班と2班の特訓は確認できておりません。申し訳ございません。
で、ドリーム組とエースモーター・小坂の特訓を見ていないのだから、ランキングもつけられない。代打がいきなり見逃し三振という情けない展開ですが、3班以降で動きが良かった選手、とりわけ穴につながりそうな選手を取り上げていきます。ここでヒットを打つ!
まず前検日の水面状況は、台風が接近しているにもかかわらず、風速0~1m、波高0㎝の穏やかな水面。常滑は自動計測機を導入しており、どの班も同じような条件で特訓が行なわれていたので、前検タイムはわりと信用できそう。6秒60台が出たのは以下の6選手です。
【前検タイム・トップ6】
6秒66今井美亜
6秒67和田兼輔
6秒69小坂尚哉
6秒69海野康志郎
6秒69松田大志郎
6秒69中嶋健一郎
なかでも動きが目立っていたのは、中嶋健一郎。伸びが強めな島村隆幸や磯部誠との足合わせでほぼ互角、それに加えてスリット付近の加速が鋭く見えました。初日は7R・5号艇の1回走り。スリットでうまく先制すれば、入着のチャンスは十分あると見ています。
今井美亜は展示タイムこそトップだが、もともと展示が速いタイプ。足合わせでは勝ったり負けたり。F2ということもあり、とりあえず1走確認したい感じです。
展示タイムは平凡ですが、女子選手でもっとも気配が良かったのは小野生奈。スタートはバッチリ決まっており、スリット通過後に力強く伸びていった。いかにもまくり嬢向きの足です。
平高奈菜の展示タイムは6秒77。ナナちゃんがナナ号機を引いてナナナナと、ナナづくしな前検になりました。べつにゴロがいいから推しているわけではなく、スリット付近の足が優秀。これで乗りやすさがあれば、平高向きのエンジンに仕上がるはずです。
台風の目になりそうな女子選手に、この2人を指名します。
逆に展示タイムが悪かったのは、以下の5人。
【前検査タイム・ワースト5】
6秒84菅章哉
6秒83竹井奈美
6秒82西村拓也
6秒81上野真之介
6秒80船岡洋一郎
気になるのはワースト・ワンツーの菅と竹井。菅はスタートが届いておらず足も平凡、竹井は体重が軽い女子選手なのに出足が重く伸びが感じられなかった。ちなみにこの2人の足合わせは、菅の負けでした。菅は10R2号艇の1回走り、竹井は2R2号艇の1回走り。どちらもヒモで人気しそうな感じだが、切る舟券に妙味がありそうです。
特訓から気合いパンパンなのが西川昌希。特訓1本目がスロー3コース、2本目が100m起こしの3コース、3本目も100m起こしの1コース。普通はスローとダッシュ、どっちも練習するものですが、3本全部がイン想定のような進入。ヤングダービー随一の超個性派が、進入でガンガン動いで常滑を沸かせること間違いなし! しかも足も光っていました。レバーを握り込んだ瞬間、スッと艇が出ていく。伸びはソコソコも出足から行き足が優れた、いかにもスローむけの動きでした。初日7Rはイン戦が上手い上野真之介や篠崎仁志が人気を集めそうで、好配当ゲットのチャンスです。
畠山シュー長が本命に推した「14号機」の山田康二の動きも優秀。前検では行き足が良くみえた。引き波を超えるパワーがあるエンジンなので、初日1Rで実践での動きも確認しておきたい。ほかに気になったのは回った後の足がいい黒井達矢、力強い伸びの磯部誠と島村隆幸。古澤光紀、岡村慶太、渡邉俊介、もいい雰囲気でした。
(注目穴選手)
中嶋健一郎
小野生奈
平高奈菜
西川昌希
山田康二
黒井達矢
磯部誠
島村隆幸
古澤光紀
岡村慶太
渡邉俊介
少し名前を上げ過ぎたような感じもしますが……、私が前検で狙ってみたいと思った穴選手は以上。明日はレースをみながら、エンジン相場を計っていきたいと思います。
ただ、明日は台風が来るんだよなぁ……。正味の足がわかるかしらん。
(TEXT/代打姫園 PHOTO/中尾茂幸)