BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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GPシリーズ優勝戦 私的回顧

来年は……!!

 

11Rシリーズ優勝戦

①今垣光太郎(福井)08

②齊藤 仁(東京) 11

③重成一人(香川) 11

④白井英治(山口) 08

⑤石渡鉄兵(東京) 10

⑥寺田 祥(山口) 10

 

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(嗚呼、先にグランプリを書いてて、かなりの時間を割いてしまった。こちらは短くなって、すいません!)

 今垣が9個目のSGタイトルを鷲掴みにした。時を前後して、今日は「天才レーサーがコンマ08のイン逃げでSG9V」という事象が重なったわけだ。うん、今垣のイン逃げも瓜生と同じほど完璧だった。で、来年は11Rではなく12Rで同じような雄姿を見せてもらいたい。レディースチャレカの遠藤エミには「単なる通過点」という表現を用いたが、今日の光ちゃんには「ひとつ、ハクが付いた」とお伝えしておこう。来年のSG戦線につながる優勝とも言えるだろう。光ちゃんのいないSGはつまらない。

 

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 ただひとつ、ドキッとさせられたのは、例によって待機行動だ。今日も小回り防止ブイをゆっくり回って、あまり他艇の動きを警戒していないように見えた。齊藤仁が“人格者”だから事なきを得たが、したたかな2号艇レーサーならばスッと内に寄って前を塞ぐこともできたはずだ。油断禁物、常に細心の注意を払って小回り防止ブイを回ってね、光ちゃん。

 

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 あ、自慢話をひとつ。今節の今垣といえば58号機だが、1カ月以上も前に「隠れモンスター」と評し、「シリーズ戦に回るようなら断然のV候補」とまで原稿に記していたのです、ムフフ。まあ、それが実現したのは嬉しいのだけれど、乗り役そのものが「モンスター」だったからなぁ。どこまで機力に拠る優勝だったかさっぱり分からないけれど、58号機をシリーズのてっぺんまで連れて行ってくれた光ちゃん、ありがとう!!(TEXT/畠山、PHOTOS/シギー中尾)