BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――東京軍団!

f:id:boatrace-g-report:20171228200424j:plain

f:id:boatrace-g-report:20171228200438j:plain

 マスターズ世代は本体整備をよくする、というようなイメージがずっとあったわけだが、今節の出場選手は持ちペラ時代にバリバリだった世代が多いから、そのイメージもある程度はリセットの必要があるだろう。

 といっても本体整備に励む選手がいないわけはなく、今朝は市川哲也と山川美由紀が本体を割っていた。市川は昨日1勝、山川は2着2回と好発進だったわけだが、百戦錬磨だからこそ感じられる違和感のようなものがあるだろう。市川も山川も終盤レース1回乗りと時間に余裕があることもあってか、熱心な整備は続いていた。

f:id:boatrace-g-report:20171228200459j:plain

 やはり昨日1勝をあげた亀本勇樹はギアケース調整。ひょうきん亀さんも、仕事にはもちろん真剣に臨む。ラコステのパロディで「ラクシテ1着」がモットーと勝利者インタビューなどではうそぶいているけれども、それはあくまで亀本流のパフォーマンス。楽なんてすることなく、とことん作業に勤しむのである。

f:id:boatrace-g-report:20171228200515j:plain

 さてさて、今節は東京支部が大挙8人。東都軍団の絡みは随所で見かける。登番がいちばん上なのは熊谷直樹で、まさに東都のドン。北海道在住ですが。懐かしのトーキョー・ベイ・パイレーツになぞらえるなら、トーキョー・ベア・パイレーツってところか。違うか。

f:id:boatrace-g-report:20171228200537j:plain

 その東京支部が1R、2Rと連勝。1Rは長岡茂一、三角哲男のワンツーだった。バックでは三角の舳先が長岡にかかっており、長岡はそれを振り切るかたちでの勝利。レース後は笑いながらその場面を振り返り合う二人だった。長岡の勝利は、他支部からも祝福の声が飛んでいて、大場敏がやけにテンション高く長岡に声をかけていたのが印象的であった。

f:id:boatrace-g-report:20171228200551j:plain

 2Rは鈴木茂正の逃げ切り。選手会の常務理事でもある鈴木は、実に朗らかでよく笑う。声も太くてシブい。というわけで、勝利の後には、熊谷に声をかけられて、高らかに笑っていたのであった。写真は泣いているように見えるけど、大笑いして顔を押さえているところです。東京在住のファンとしては、東京支部の活躍が嬉しい限り。最近はSGでの東京支部の活躍が少なくなっているが(クラシックは飯山泰のみの参戦だったし)、このマスターズで大暴れして、後輩たちにハッパかけちゃってください!(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)

f:id:boatrace-g-report:20171228200606j:plain

 森竜也とJLC専属解説者の水上浩充さん。水上さんは全国発売ビッグのピットデビュー! お世話になります!