BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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華やかなピット――レディースオールスター初日前半

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 ♪ウィスキーがお好きでしょ~。このフォントはサントリーウィスキー山崎とソックリ。おそらく絶対禁酒の宿舎で、Tシャツの文字を眺めながら酔った気分になるために着用ている……ワケもなく、これは大豆生田蒼の同県の大先輩、埼玉支部長を務めたこともある山崎義明の1500勝記念Tシャツ。桐生順平のグランプリ制覇、戸田周年記念でワンツースリーフィニッシュなど、最近の埼玉支部は絶好調。豆ちゃんもコレに続くぞ! ということで、本日の“バックプリントコレクション”からピットレポートスタート。

 

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 10時30分。ピットに入るとダッシュで係留所へ走る豊田結とすれ違った。挨拶をすると、これ以上ないくらいの極上の笑顔が返ってきた。SGピットは殺気が漂っていることすらあるが、女子ビッグレースはそこまでではない。なかでもレディースオールスターは笑顔が多いのが特徴だ。年齢的にも若い選手が多く、普段から女子戦で顔を合わせることがよくあるためだろう。いい意味でリラックスして走り、選手にはベストパフォーマンスを発揮してもらいたい。

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 本日のびわこは上空に雲ひとつない晴天。風は冷たいが日なたにいると温かく、これから気温も上がってきそう。しかし1レース発走前の時点で、すでに約半分の艇は係留ピットに下りており、さらに松本晶恵や平高奈菜やなどドリーム戦メンバーのほとんども水面に出ている。始動が早い選手が多いのも女子ビッグレースの特徴である。
 と思っていたら、1レースが終わった後に、ドリーム戦のスタート特訓が始まった。だから特別動き出しが早かったのね。

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 当然のように、水面とペラ室は選手たちで花盛り。通常のペラ室に加えて、整備室の一角もペラを叩くスペースに開放されていた。そんななか、整備士付きっ切りでエンジンをバラしていたのが9レース1回走りの水野望。2連対率39%と上々のモーターなはずだが、何か気になるところが見つかったのか。 

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 1レースが発走。ピット中央にあるモニター前で横一列に並んでレースを見ているのは、滝川千依、倉持莉々、清埜翔子、喜多須杏奈、平高奈菜、小池礼乃ら。。そして選手たちの前にいるのが、選手紹介のMCを務めた永島クン。これだけ若い選手が横一線そろうと、なんだか永島クンが女子高生の引率をしているみたいだ。

 1レース終了後は、陸に上がっていた残りの艇も続々と水面へ。これからレディースオールスター初日も佳境に入っていく!

(TEXT・姫園 PHOTO・池上)