BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――猛暑の中で作業!

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 1R発売中にピットに行くと、これが思いのほか静かな空気。プロペラ室にはさすがに選手の姿が多かったが、試運転に出ている選手はあまりいなかった。後半登場の選手は、もう少し気温が下がってから下ろそうということだろうか。プロペラ室には、“石川ペラ”前田将太の姿が。出てきたところで話を聞くと、昨日そのまま乗ってみたところ、深い起こしから少しはもたせられるかなあ、という程度の出足で、これでは勝負にならないと判断したようだ。結局、“石川ペラ”はこぞって叩き直された模様。岡崎恭裕も早くから調整作業に取り掛かっている。

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 整備室では、長田頼宗が本体整備。彼も“石川ペラ”を引いた一人だが、ペラよりもまず本体、ということか。ちなみに、整備室のエアコンが不調のようで、冷風機が急遽導入されている。それでもエアコンに比べれば利きは悪いわけで、しかしそんなこと関係ないとばかりに、長田は整備をしていた。ちなみに、ここまでキャリアボデー交換が続出している。長田の整備が何だったのかは確認できなかったので、直前情報をチェックしていただきたい。

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 1R、羽野直也が快勝! 本日、私は本場の東スタンドで予想会をさせていただいているが、このブースは勝利選手の公開インタビューと同じ場所で、先ほどから1着の選手が汗だくでやってきている。真っ先に来たのが羽野で、嬉しそうに顔をほころばせていた。
 昨日から伸びは上々で、今節はノーハンマーで行こうかとも考えていたそうだが、しかし羽野は「それで後悔したくない」と思い切って叩いた。それが奏功して、1Rでは昨日よりさらに軽快な足色。そう、若いうちはこの思い切りが重要! ちなみに、アドバイスをしたのは西山貴浩だそうだ。この男、仕事には実は生真面目である。

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 ピットから予想会ブースに戻る際、新田雄史とすれ違った。おはようございます、と声をかけると、新田は素通り。無視された!? いや、そうではない。新田は明らかに考え込むような表情をしており、こちらに気づかなかったのだ。挨拶とはいえかえって声をかけたのが余計なことだったか。これ、実は尼崎オールスターでも何度かあったのだ。新田が完全に自分の世界に入り込んだ、そんなときの雰囲気である。オールスターでは優出! それを思うと今節ももしや、という気がしてくる。後半にも注目してみよう。

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 さてさて、本日は茅原悠紀のバースデーですよ! おめでとう! レース場に入ってしまえば、誕生日など関係なく、仕事に臨む。茅原ももちろん、猛暑の中、必死で作業を続けていた。今日は1号艇があります。11R、バースデーウィンなるか!?(黒須田)