BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――3日目②整備&革新的な水神祭

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 初日・2日目は部品交換がハマった選手は少なかったが、3日目は何人か当たりが出た。
 その代表格が小野生奈。前検ではエンジンに対して泣きコメントを出していたが、2日目にキャリアボデーを交換して3着、そして本日1走目はリング交換で2着。しかし、「上と比べると差があったので」と、後半10Rはピストン2本、リング4本、シリンダを交換して挑んで、見事に1着。上位級というわけではないにしろ、なかなか見どころのある足に仕上げてしまった。さすが選手間でも「整備巧者」と称される小野生奈。明日以降もセイナまくりが炸裂しそうな雰囲気が漂ってきた。

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 もう一人中村桃佳も当たりを取った。初日1Rで足の弱さが露呈しており、2日目も苦しんでいたが、本日のギヤケース交換、さらに展開がハマった。これでようやくシリーズ初1着。

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 ほかにもピストンを交換した渡邉優美、大手術のクランクシャフト交換を施した岩崎芳美も、6Rで2着3着に入線して穴をあけた。渡邉は「交換して上向き」と語っており、手応えを感じているようだ。

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 そんな中、整備に苦労していたのが森岡真希。初日にリング交換したが6着、今日もリング交換したが5着。さらに今日のレース後、整備室に入ってエンジンを割っていた。明日も何らかの部品が変わっているかも。すでに予選突破は難しい状況だが、前節の児島では5日目にリング交換し、6日目に2着2本と好走している。データを取ったわけではないが、女子戦は今日のように、部品交換が連チャンで当たり出すことがある。明日以降も部品交換選手の気配には注目だ!

 

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 昨日の倉持莉々に続き、今日の4Rで高田ひかるが逃げ切ってG1初勝利をあげた。

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 水神祭が行なわれたのは、高田の2走目(9R)が終わった後。今節は三重支部が一人なので、同じ東海地区の長嶋万記が音頭を取って、東海支部を中心に10人程度が集まって行なわれた。
 水神祭といえば、初勝利をあげた選手を同郷選手らが担ぎ上げて放り投げるのが相場だが、今回は水神祭の新境地が開拓された。

 自分で走って飛び込むのである(笑)。

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 選手たちが作った花道を走って、高田は水面に勢いよくド派手にダイブ! ……するのかと思いきや、

 

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 入浴するような感じで足からチャポン。

 選手たちは大爆笑。その後、花道を作っていた中村桃佳が水面に落ちると、

 

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他の選手も水面になだれ込み大騒ぎ状態。暑さを吹き飛ばすような盛り上がりをみせた水神祭となった。

 

(TEXT/姫園 PHOTO/中尾)