BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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三国レディースvsルーキーズTOPICS 2日目

ルーキーズが暴走モード突入!?

 今日の団体戦の9~12Rは、なんとなんとなんとなんと……!

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【9R】
 ここも1マークはルーキーズが圧倒。バック直線は逃げる①三浦敬太と5コースから全速でぶん回した⑤上條暢嵩の一騎打ちムード。が、最内からするする伸びた②岩崎芳美が2マークで切り返し、これにやや慌てた三浦がターン漏れで3番手に降格した。それでも代わって先頭に立ったのは上條。ルーキーズが層の厚さを見せつけ、今日の連勝を5に伸ばした。
 紅組/2・4・5着=14点
 白組/1・3・6着=17点

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【10R】
 前検から気合パンパンの団長①今井美亜が満を持して登場。ルーキーズの全速戦をシャットアウトして貫禄の逃げを見せたが、後続がいけない。④大橋栄里佳も③松本晶恵も舟券に絡めず、団長の貯金を守り切れなかった。紅組、痛恨の6連敗!
 紅組/1・5・6着=13点
 白組/2・3・4着=18点

【11R】
 止まらない止まらない! ヤングダービー王の①関浩哉が逃げて、差した⑤宮之原輝紀と③加藤翔馬が追走、レディースの3人は早々に千切れて勝負あった。本日2度目のワンツースリー独占で怒涛の7連勝だ。
 紅組/4・5・6着=7点
 白組/1・2・3着=24点

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【12R】
 紅組は1号艇にエース寺田千恵&3号艇にパワー上位の竹井奈美を配した強力布陣。ワンツーパンチで最後に一矢報いるかと思いきや、4カドから④村上遼がズッポリ差し抜けてバック独走。竹井が2番手を取りきったが、3着に白組のダークホース松本一毅が飛び込みあっと驚く白組の8連勝で2日目を終えた。

トータルポイント
紅組412白組

 

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 2日目を終えて、V戦線の行方がそれなりに見えてきた。まず、団体戦は御覧の通り白組ルーキーズが圧倒的優位に立った。最終日の選抜戦と優勝戦は大量ポイントが用意されてはいるが、紅組としてはこれ以上の大差にはなりたくないところ。
 つらつら団体戦を見て感じたことは「6着を回避するのが重要」。紅組の若手ダークホースの来田衣織や福岡泉水がしっかり道中で追い上げポイントの底上げができれば流れも変わってくるだろう。

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 それから、今日の2Rで逃げきった大橋栄里佳は足色がアップしており、明日以降も勝ち負けできる存在だと感じた。センター枠あたりでは人気の盲点になる可能性も高く、気配を見ながらしっかり舟券に絡めていきたいレーサーだ。

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 一方、“個人戦”のV争いも、現状はルーキーズがかなり有利に見える。ハナから優勝候補の筆頭だった上條暢嵩が無傷の3連勝で、流れ的にファイナル1号艇になる可能性はそれなりに高い。今日の9Rでやはり2連勝だった三浦敬太を逆転できたのは、パワー面を含めてかなり大きな1勝だったと思う(←機力は三浦が上)。裏を返せば、もちろん今日は不覚を喫した三浦にも十二分のVチャンスがあると言えるだろう。それから、何度か書いてきたが、こと機力だけなら國弘翔平と梅木敬太のふたりは間違いなく超抜クラス。舟券予想では常にこれを念頭に置いていただきたい。

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 レディース組のV候補は、パワーも含めてほぼほぼ今日までの成績通りか。今井美亜と竹井奈美は地力も機力もしっかりしていて、ルーキー相手に一発出し抜けをかますだけのムードは感じられる。パワーだけに特化するなら、新田&岩崎のW芳美が女子の得点上位組のツートップ。ファイナルの大外からでも展開を突いて舟券に絡み、配当が跳ね上がるという事態も今から想定しておきたい。

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 あ、それからそれから、お姉さま組では橋谷田佳織の悶絶くるりんパワーと角ひとみの不気味な追い上げ足が絶品。最終日まで絶対に軽視してはならない、とお伝えしておきまーす!(text/畠山、photos/チャーリー池上)