BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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走る銘柄級!

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 厳しい条件を抱えている銘柄級も目につく勝負駆けデー。選手たちは調整に余念がない。というか、慌ただしい時間を送っている選手が少なくない。3R6号艇で1着条件という守屋美穂は、時間も迫っていることもあって、ペラ室と係留所の行き来は常に駆け足。かなりピリピリとした雰囲気もある。待ちに待った地元ビッグで追い込まれた状況に置かれ、緊迫感が漂うのも当然か。3Rは前付け3コースから見事1着! 午後はどんな様子で過ごすことになるだろうか。

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 山川美由紀も3日目終了時点でボーダーより下。やはりペラ調整に必死で、守屋同様に走り回っていた。といっても、こちらは修羅場の数が違うとばかりに、穏やかな表情。ただ、4R出走とやはり時間がそれほどないため、少しの時間もロスしたくないと走っているのだろう。

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 準優当確の中谷朋子も、走る! 1走目は6Rと守屋や山川に比べれば時間に余裕があるが、中谷にはそんなことは関係ない。中谷のこうした駆け回りっぷりは、なにも4日目や賞典日に限らず、よく見かけるもの。時間を目いっぱい使って、納得できるまで調整を続けるのは、彼女のルーティンと言ってもよい。

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 水野望美は、走っている姿はなかったものの、しかし顔つきが実に神妙であった。2着3着条件で迎える勝負駆け、その気合だったり闘志だったり、あるいは調整の方向性の思索ぶりだったりが、その表情にあらわれていた。水野といえば、印象的なのはスマイル! しかし戦いを前にすれば、笑顔が消えるかわりに勝負師の顔が浮かんでくる。

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 整備室を覗くと、寺田千恵がギアケース調整中であった。4着6着条件だから、それほど厳しい勝負駆けというわけではないが、さすがのテラッチ、準備に怠りはない。緩みもない。1R発売中から2R発売中までたっぷりと時間を使っての入念な調整で、5Rの出番に備えたわけだ。

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 減点もあって3着勝負の日高逸子もまた、マイペースではあるが、早い時間帯に調整を始めている。ただ、足に手応えがあるせいか、緊張感はそれほど伝わっては来ず、むしろ朗らかである。しまいには、たまたま近くにいた僕に「西山(貴浩)くんがよく行く黒崎の店って、何でしたっけ?」とまさかのエビス屋談義を振ってくる(笑)。当然、張り切ってエビス屋の魅力を語るワタシであったが、同時にグレートマザーの平常心に感服もさせられた。
 こうしてみると、今朝、つい目を奪われるのはやはり銘柄級たちが多いのであった。前検だけ取材して、その後は3日間も児島を離れていたことで、脳みそは強者たちの姿を欲していたのでしょうかね。(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)

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 95期! 加藤綾と藤崎小百合です。

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 三重! 高田光、加藤綾、塩崎桐加!