BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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エース28号機は丸ちゃん!

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★守田俊介…「ゴーサンキュウ」
★濱野谷憲吾…「ゴーゴーゼロ」
 選手が前に立つたび、担当スタッフが数字を読み上げる。モーター番号かと思いきや、実は体重計測。戸田ではそれぞれの選手がガラポンを回す前に、体重計に乗って前検体重を計測するシステムなのだ。うーーーん、俊キチも憲吾も前検としては不合格レベルですな(笑)。
 さてさて、戸田で50%を超えているモーターは27号機と28号機。初下ろしから9カ月ほども稼働してきた中での50%だからして、もちろん信頼度は高い。特に28号機はストレート足を主体に全部の足がゴキゲンな優良機なのだが、それを引き当てたのは丸岡正典!!

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「にじゅうはちぃ」
 選手班長・桐生順平の声がやや低いせいか、予想したほどのリアクションはない。何人かの選手と記者さんが「おっ」と声にした程度。丸岡本人も例によってのほほんな顔で席に戻ったのだが、隣の兄弟子・太田和美が黙っていなかった。
「ナニ、28引いたんか!? 最高勝率やんけ、ええなぁぁ!」
 我がことのように喜んでいる。かく言う太田も、実は数分前に中尾カメラマンから「27と28が数字のトップ2だそうです」と聞いたばかりなのだが(笑)。とにかく、弟子の声を聞いて、満面の笑顔を浮かべた丸ちゃんだった。ストレートが強烈なモーターだけに、まくり屋・丸ちゃんにとって鬼に金棒のパートナーでもあるな。

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 一方の27号機は、待てど暮らせどなかなか出てこない。代わってラストから4番目の磯部誠が11号機を引いたとき、記者とカメラマンが同時にどっと沸いた。28号機よりもはるかに大きなリアクション。おそらく地元の大御所記者さんが絶賛しているのだろう(←勝手な推測)。当の磯部はキョトンと周囲を見回し、それからマスクの上の目をキラリ輝かせた。やっとSGで結果を出す時がきたか??

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 磯部が引き終わって、残る玉は3個のみ。まだ27号機が出ていないと気づいた選手たちの目が、じわりガラポンに集中する。大上卓人…「ゼロキュウ」、大峯豊…「ろくじゅうよん」。桐生がふたりの数字を読み上げた直後、西山貴浩などなど福岡支部の選手たちが「よっしゃ」「おおっ、やった!」と快哉を叫んだ。最後のひとりは、福岡の池永太! 池永はにんまりほくそ笑んでガラポンの前に立ち、何事かを噛みしめるようにじっくりゆっくりガラポンを回す。

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「にじゅうなな」
 1オクターブ上がった桐生の声に、池永はこれまたゆっくりとガッツポーズ。それから西山の元に歩み寄って、互いの右コブシをコツンとぶつけ合った。実はこの27号機、地元の記者さんから「近況不安定、S→?」などと不安視されているのだが、池永がどう乗りこなすか。大いに注目するとしよう。

戸田の注目モーター
★★★28号機=丸岡正典
★★★11号機=磯部 誠
★★★55号機=笠原 亮
★★48号機=中谷朋子
★27号機=池永 太
穴44号機=平尾崇典