BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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準優組も朝から大忙し

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 準優組12人も、朝から精力的に動く。それもそのはず、全員が1~8Rの団体戦に登場するのだ。なにしろ、1Rから渡辺千草が登場。1Rと12Rが出番だから、調整が大変になったりするのではないか、などとも察せられる。気候条件も変わってくるでしょうからね。

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 山川美由紀も2Rに登場。1R前から発売中にかけて、展示の準備に走る姿があった。日ごろはSGなどビッグレースの取材ばかりしているので、準優組の選手が朝から忙しそうに飛び回っているのは、ちょっと新鮮。で、山川はその2Rを見事に勝利。西坂香松と笑顔でレースを振り返っていた。エンジン吊りはこの二人プラス山田祐也、竹田和哉、四宮与寛。若者たちが大先輩の作業をせっせとヘルプする。エンジン吊りが終わると、彼らに「ありがとう!」と山川が声を張り上げた。ルーキー3人はいずれもルーキーシリーズでは主翼の存在となる面々だが、それでもやはり山川美由紀という偉人は貫録がまるで違いますね。

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 1R、2Rと紅組がポイントをゲットし、一時的に逆転! ただ、紅組にそれほど高揚感は見られなかった。まあ、まだ5日目も序盤ですからね。それよりも、エンジン吊りを終えるとすぐに試運転や調整に向かう選手が多く、このあとに迎える自分のレースに対して意識を強く向けているのだろう。残念ながら予選落ちとなった紅組団長の遠藤エミも、エンジン吊りを終えると速攻でペラ室に向かっている。遠藤といえば、SGでも女子ビッグでもギリギリまでペラを叩く姿がある。それは一般戦でも、団体戦でも同様。本人はそんな意識はないだろうけど、まさに背中で紅組を引っ張っている、という感もある。

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 白組団長の松山将吾は、遠藤に感化されたわけではないだろうが、やはりギリペラ。昨日からとにかくプロペラ調整→試運転を繰り返しており、調整所から係留所に向かうときにはダッシュ! 今朝もまったく同様の動きを見せていた。3Rの展示準備もギリギリまでとことん行ない、2R締切1分前くらいにようやく青い勝負服を身にまとい終えたほどである。団長、気合十分だ! 準優5号艇で登場の松山、自身の優出で白組を鼓舞したいところだ。

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 さてさて、今日は橋本明の誕生日。おめでとうございます! と声をかけたら、なんで知ってんだ、とばかりに照れ笑いだ。どうせだったら、誕生日プレゼントで白が欲しかったよねー(3R6号艇)。「いや、誕生日の前日にどえらいことやってしまって」とまた苦笑する橋本。あ、そうか。橋本は昨日フライングを切ってしまっており、今日明日は外枠しか回らないんだ……。余計なことを言ってしまいましたな。橋本くん、すみません! でも、今日からまた新しい1年が始まるということで、奮起してくださいね!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)