（抽選前のつぶやき）
去年の12月から７カ月ほど稼働している常滑モーター。私はＢＯＡＴＢｏｙの展望企画で18号機（池田浩二が記念Ｖ）と心中することになっているが、３節前に石川真二先生が超特殊ペラ形状に叩き換えているだけに半信半疑という感じか。ここは一般戦ウォッチャー三島敬一郎のBEST10モーターを列挙しておきたい。
三島の常滑モーター上位評価１０基
★★★７号機 Ａ+ 出足・行き足の良さは常滑のエース級の動きか。
★★★４５号機 Ａ+ 出足だけなら間違いなく節一級に仕上がる印象。
★★★３５号機 Ａ+ 回り足から出口の押しが抜群。実戦足型
☆☆☆５７号機 Ａ 全体的に力強く、近況も。噴く可能性Ｎｏ．１
★★５号機 Ａ 行き足・回り足は常に上位級の動き。
★１０号機 Ｂ+ 安定の出足型。 内寄り思考の選手が引けば。
★４０号機 Ｂ+ 展示Ｔもよく出る、出足・回り足系良好機。
★２４号機 Ｂ+ 全体的に足色強めの印象。
穴／４１号機 Ｂ 整備が多いが記念クラスなら。穴は、この１機。
注意／１６号機 Ｂ 有田岳から急下降? 調整次第で！
三島が特に気になるのは「ポテンシャル抜群57号機」「穴気配ぷんぷん41号機」とのことで、誰が引き当てるのか大いに注目したい。
（いざ抽選会場へ！）
行きがけのエレベーターの中で、地元のベテラン記者さんがひと講釈。
「エース不在というか、びっくりするようなモンスター級のエンジンはない」
「唯一50％超えの36号機は、今やカス。２位の16号機も最近はカスっぽい」
「近況の気配が良いのは７号機と35号機、あとは乗り手に恵まれた感じもあるけど45号機あたり」
おお、三島のトップ３と見事に合致！ やはり今日の目玉は７、35、45の３基と見てよさそうだ。
さて、トップバッター峰竜太からオーシャン選考順にガラポン開始。誰もが「エースモーター不在」と認知しているようで、至って淡々、ほとんどまったくリアクションがないまま抽選は進んでいく。わずかに会場を賑わせたのは、やはり前記の３モーターだった。
★７号機＝毒島誠が引いて、何人かが「おっ！」。本人もニンマリ「ヤターー！」。狙いの１基だったのだろう。
★45号機＝魚谷智之が引いて、やはり何人かが「おっ！」。本人はまったくの無表情だったが、自席に戻って地元記者さんと会話した瞬間、満面に笑みを浮かべた。
★35号機＝残り２人、ラス前・遠藤エミの抽選で飛び出したから、立会人の平本真之が大声で「出た、さんじゅうご！」。この声に呼応するように、何人かの選手と関係者が「オオッ！」と叫んだ。今日イチの盛り上がりだったが、当のエミは何事もなかったかのように飄々と自席に戻って行った。
そしてそして、違う意味で盛り上がったのが「ガラスのエース?」36号機だ。篠崎仁志が引いた瞬間、瓜生正義や岡崎恭裕（←16号機）ら九州チームが一斉に「ギャハハハーー!!」と大爆笑。その声色は明らかに“失笑”と呼ぶべきもので、やはり50％超のエース機は「カス」として有名なのだろう。今まで長いことＳＧの抽選会を見てきたが、歓声ではなく失笑を浴びた50％エンジンはこれが初めてだ。かくなる上は、仁志とともにリベンジＶを目指してもらいたい。注目機の乗り手を記しておこう。
★★★７号機 Ａ+ ＝毒島 誠
★★★４５号機 Ａ+＝魚谷智之
★★★３５号機 Ａ+＝遠藤エミ
★★５号機 Ａ＝重成一人
★★５７号機 Ａ＝瓜生正義
★１０号機 Ｂ+＝江夏満
★４０号機 Ｂ+＝山本寛久
★２４号機 Ｂ+＝河村了
穴／４１号機 Ｂ＝羽野直也
注意／１６号機 Ｂ＝岡崎恭裕
危険／36号機 Ｃ?＝篠崎仁志
ちなみにＢＯＡＴＢｏｙで「このモーターを買う」に抜擢した18号機は、27％の数字が響いて今節は欠場に……明日からは、繰り上がり候補に挙げていた15号機＝武田光史で勝負しま～す。（photos/シギー中尾、text/畠山）
