BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

三国ヤンダビTOPICS 3日目

 まず、当欄では初の他場の話題から。私が勝手に「銅鑼息子」と呼んで愛でてきた守田俊介が多摩川12Rで圧勝。24場全制覇&デビュー通算100Vという偉業をいっぺんに成し遂げた。おめでとう、俊キチ!!♪ 今晩は福井駅前の酒場でラグビーを観戦しつつ、Wの祝杯を挙げるとしよう(残念ながらガリサワーはない店ですがw)。
 さて、安定板が外れた3日目、私なりのパワー評価が固まってきたので、全選手の鑑定を記しながらいくつかのトピックスを紹介しよう。今節は評価の高い順にどーぞ。

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★節イチ~超抜レベル
渡邉和将【出SS・直S】今日はスタート勝ちだが節イチ候補№1
春園功太【出S・直S】大ボーンヘッドで厳しい勝負駆けに(後述)
大上卓人【出S・直S】嗚呼、賞典除外がもったいない!

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★抜群~上位レベル
中村晃朋【出A・直S】↑↑ 結果は5着も追い上げ強烈だった。
関 浩哉【出S・直A】↑ この足でなぜ着が付いてこないのか。逆襲注意!
福田宗平【出S・直A】↑↑サプライズな急上昇レース足!
豊田健士郎【出A・直A】安定のバランス型
板橋侑我【出A・直A】安定のバランス型
永井彪也【出A・直A】欠点のないバランス型で暫定トップに
渡邉優美【出A・直A】本人のコメントはイマイチも、出てると思う。

★中堅上位レベル
高倉和士【出A・直B+】 今日は6着も実際はA以上かも
木下翔太【出A・直B】↓スリット付近の行き足がやや落ちた。
吉田裕平【出B+・直B+】↓ターン回りに初日の軽快さがなかった
佐藤隆太郎【出A・直B】
西川昌希【出A・直B】常に前付け~イン逃げ注意!
木村仁紀【出A・直B】常にピット離れ飛び~イン逃げ注意!
金子賢志【出A・直B】
松山将吾【出B・直A】
浜先真範【出A・直B】↑ターン回りがアップで穴警戒

川原祐明【出B・直A】意外な伸び足あり一発大穴注意報
竹田和哉【出B+・直B+】
馬場 剛【出B+・直B+】
井上一輝【出B+・直B+】
羽野直也【出B+・直B】↓ちょっと不可解すぎる大差の6着

★中堅レベル
北山康介【出B・直B】
今泉友吾【出B・直B】
村岡賢人【出B・直B】
近江翔吾【出B・直B】
藤原啓史朗【出B・直B】
宮之原輝紀【出B・直B】
島村隆幸【出B・直B】
山崎 郡【出B・直B】
丸野一樹【出B・直B】
竹井貴史【出B・直B】
中田達也【出B・直B】
前田篤哉【出B・直B】↑ターン回りが軽快に
安河内将【出B・直B】
高田ひかる【出C・直A↑】例によってストレート足がきた。一発注意
藤山翔大【出C・直A】同じく伸びアップもサイドの掛かりが……

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★下位レベル
野中一平【出B+↑・直C】回り足が来たがもうひと伸び欲しい
上條暢嵩【出C・直B+】
大山千広【出C・直B】ギリギリ逃げたが正味の足は苦しい
磯部 誠【出C・直B】自力で着はまとめているが……
石丸海渡【出B・直C】まくり屋に必要な伸びがこない><
今井美亜【出B・直C】痛恨のバック伸び負け~張られて大敗、残念!
関野 文【出B・直C】
白神 優【出B・直C】
村松修二【出C・直B】
西野雄貴【出C・直B】
荒井翔伍【出C+・直C】↑Dランクからは脱出したが……
渡邉 翼【出C・直C】↑Dランクからは脱出したが……
上條嘉嗣【出―・直―】 レースに参加していないので鑑定以前の問題

※矢印↑↓は初日あたりとの比較

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 今日の試運転&実戦で舌を巻いたのが福田宗平のレース足だ。昨日の9Rのバック直線で豊田健士郎の追撃をスーーーッと突き放した時に「おっ!?」と唸ったのだが、今日の2戦は疑いのようない鬼足。特に12Rはバック4番手からあっという間に逃げる大山千広に肉薄、2マークはうっかりアタマ狙いの無理攻めで逆に4着になってしまった。永井彪也や松山将吾などパワー相場の高いメンバーの中で、実質的にトップ足だったと思う。参った。もちろん、明日からも軽視などできるはずもない。もうふたり、試運転(足合わせ)での中村晃朋と関浩哉のターン回り~出口の押し足がキラッキラに輝いて見えた。7Rの関はイン逃げではあったが、スタートでかなり凹んで危険な態勢から凄まじい伸び返しで

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 今日の珍プレーは11Rの①春園功太vs②木下翔太のイン獲り合戦だ。いや、正確にはまったく合戦になっていないのだな。ピット離れで遅れた翔太が大きく回り込んで「お願い、2コースに戻して!!」と入り直してみたらば、1号艇の春園はまったく翔太を見ずにのんびりオレンジブイを回っていた。
 驚いたのは「できれば2コース復帰」と思っていた翔太だろう。春園がまったく来ない内水域でちょいと気まずそうに佇んでいた翔太は、「ほんじゃ、いただいちゃいますか、グラッツェ~♪」ってな感じで舳先をホーム水面に向けた。ほぼ同時に気づいた春園がやっとエンジンを噴かしたのだが、後の祭り。明らかに翔太はイン強奪など考えていなかったから、これはもう選手責任の大ボーンヘッドだ。このレースで春園のアタマ舟券をしこたま買っていた私から、一言だけ言わせてもらいたい。
「功太、今までどんだけ西川昌希先輩のヤバイ背中を見てきたんじゃーーー!!」
 で、うっかりインを奪われた春園は「皆さん、すんませんっ!」とばかりに全速スタートから強烈なジカまくりを放ったが、今度こそ本当にイン翔太と火花を散らす大競りに。鉄板人気のふたりは仲良く向こう岸へとぶっ飛んで行ったのだった。功太よ、もうちょっとマチャキ先輩の元で修業を積みなさいっ!!
 ではでは、今日はこのへんで俊キチ祝賀&ジャパンラグビー応援パーティーに行かせてもらいます、悪しからず!!(photos/シギー中尾、text/畠山)