BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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キビキビハツラツの前検ピット!

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 女子戦のピットでは勤勉に走り回る選手をよく見かける。ルーキーたちはハツラツとした若手たち、また新兵もルーキーズに固まっているから“雑用”に忙しい。というわけで、前検日が慌ただしいというのはどの節も変わらないが、今日はいつも以上にキビキビとした雰囲気と感じた。
 ドリーム1号艇で、ある意味では絶対的な主役の一人ともいえる小野生奈も、とにかく忙しそうだった。係留所とペラ調整所をダッシュで移動するのは、いわばいつも通り。というか、ちょうど1カ月ほど前の徳山でも見ている。グレードは一般戦でも、醸し出すものはビッグレースと変わらない。さすがである。

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 登番が最上位となる日高逸子も同様で、ひととおりの作業を終えるとボート磨きに精を出すあたりもいつも通り。年齢的には息子のような男子選手と対峙するわけだが、そりゃあ同世代とは言わないまでも、年齢差をそこまで感じさせないほどの若々しい動きである。

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 ルーキーでは、登番5000番台の選手が最も動き回っているのは当然。そうしたなかで、地元の畑竜生もまた、ホームプールの最若手という立場だからなのか、エンジン吊りなどに積極的に動いているのが印象に残った。

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 そうそう、ルーキーの中では先輩格になる豊田健士郎もまた、他支部他地区のエンジン吊りに率先して加わっていた。もちろん、ギアケース調整など自身の作業も怠りなく行ないつつ、だ。ドリーム組の一人であり、水面を盛り上げる中心的存在の一人になるはずだが、陸でも動きに動いてピットの雰囲気を盛り上げていく。

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 5000番台の新人たちは、とにかくよく働いていた。今節で登番が最も若い前田滉は特によく動いていた。前田の兄は前田篤哉。今年の新人王最有力候補と目される存在なわけだが、弟の滉もすでに2優出とポテンシャルは高い。まだ未優勝の篤哉より先に初優勝しちゃったりして!? それにしても19歳とは若い……。

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 女子で最も登番が若いのは、孫崎百世。孫崎もやはりじつにかいがいしく働いていた。孫崎は滋賀支部だが、出身は北海道。畠山と同郷であります! ということで、今節は畠山がエールを送り続けることでしょう。おっさんの期待に応えられるよう頑張ってください!

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 で、私がえこひいきするのは、長野出身の同郷、金児隆太であります。一昨年の三国レディースvsルーキーズで会って以来なわけだが、A級になっての再開は嬉しい限り。前検の感触は「普通はあります」とのこと。ならばきっちり仕上げて大活躍を! デビュー初優勝を目の前で見られたら感動で卒倒しそうだなあ。頑張れ!(黒須田)