1R発売中に、大瀧明日香が本体を外して整備室に持ち込んだ。おそらく本体整備だろう。一般的に女子と機械というのはイメージ的にあまり結びつかないわけだが、女子選手はけっこう整備に熱心だ。以前、ある女子ビッグで本体整備ラッシュがあって、整備士さんが「今年いちばん疲れました」と苦笑していたことがあったほどだ。初日は大山千広がキャブレターを交換しただけだったが、ここから今節も部品交換が相次ぐのか? 直前情報にはご注意いただきたい。
整備をしていたかどうかは確認できていないのだが、小野生奈は1R発売中になってモーターを装着している。それまで整備をしていた可能性はあるだろう。今日は12R1回乗りで時間がたっぷりあるので、いろいろな調整を試してくるかもしれない。これも直前情報は要チェックだ。
さらに遅れて、深川真奈美がモーター装着。深川も11R1回乗りで、今日はたっぷりと調整する時間がある。小野にしろ、深川にしろ、それほどドタバタしている感じはしなかったので、パワーアップ急務というわけではなさそう。さらに上積みをはかって万全を期す、というところだろうか。
1Rで6着大敗の五反田忍が、レースを終えると即座にモーターを整備室に運び込んでいる。7Rにも登場するので、格納するわけではない。1Rでは、2周2マークで大山千広と接触。その直後に失速するようなかたちでシンガリまでずり下がっており、モーターに何らかの異常があったかも(大山はボート交換)。整備というよりは点検もしくは接触で壊れた部品(ギアケースとかキャリアボデーとか?)の交換といったところか。2R発売中には再装着しており、これまた直前情報を確認していただきたい。
この1R、レース後は意気消沈する選手が多かった。倉持莉々は2着だったが、やはり1号艇を活かせなかったことが悔いを残したか、落胆した表情でピットに戻っている。
いったんは2番手もありそうだった長嶋万記も、3着とはいえ着を落としたことに落胆したか。1周2マークでキャビった感もあったので、仕上がりに対する不満もあったかも。
ここでも結果を出せなかった大山千広も、接触があったということもあってか、暗鬱な表情でうつむいていた。昨年の快進撃を思えば、溜息とともに帰還してくる大山の姿は寂しい限り。次の出番である10Rに向けて、調整が急がれるところだ。
このレース、勝った高田ひかるは昨日がバースデーだったんですね。畠山と同じ誕生日か……。一日遅れで、自らを祝福するまくり快勝。おめでとう!(黒須田)