団体戦2日目。5Rは畑田汰一が4カドから一撃! 宮村勇哉が続いて、外枠のルーキーワンツーとなった。このレース、ルーキーズ3人はいずれも122期生。同期生の安河内健もエンジン吊りで畑田を出迎えて、ガッツポーズを送っている。畑田と宮村も、陸にあがって笑顔を交わす。外枠からの“ブレイク”による1ポイント奪取を喜び合うのだった。その後、6Rの展示を終えた上田健太も畑田に歩み寄って、親指を立てて祝福していた。
で、畑田と同支部の石田貴洋は、勝利者インタビューに立つ畑田に、カメラの後ろからちょっかいを出す(笑)。JLCのインタビューで畑田がニヤニヤしていたとするなら、石田のせいです(笑)。まあ、これも後輩への祝福の形、ということで。
5R122期トリオのもう一人は、藤原孝斗。今節はF2事故パンの身ということで、オール6コース、スタートも行けないという苦しいレースを強いられている。ここまでオール6着だ。しかし、果敢なレースができないとしても、完全に諦めているわけではない。レース後、藤原は本体整備に着手。遅いスタート、無理のできない道中を機力でなんとか補おうと本体を割っていた。舟券に絡めば大穴必至。どこかで大きな配当を出してほしいぞ。
6R、1着と3着を獲った紅組に1ポイント入ったレースだが、新田有理は笑えない。インコースから原田佑実に差されたのはまだしも、2マークで上田健太を捌き切れずに3番手に下がってしまったのは痛恨だっただろう。道中は前田滉にも迫られ、4番手に落ちていたらポイントは白組に渡っていたところ。だから前田の追撃をしのいだのは団体戦的には殊勲と言えるのだが、それを実感できるまでには少々時間が必要そうであった。
そうそう、5Rの中村桃佳も1号艇で4着、やはり悔しそうなレース後なのであった。。最後は関野文に交わされての4着、団体戦に関しては影響はないのではあるが、絶好枠を活かせなかった悔恨は、それとはまた別のところにある。
さて、4Rで2コースから1着、ここまで無傷の連勝となった佐藤悠は、レース後にチルトアジャスターを外していた。通常使用するアジャスターはマイナス0.5から1.5まで。これを外したということは、2度、3度が使えるアジャスターに付け替えるということである。ひとまず2度を試すとのこと、本番どうするか、また足色がどうなるかはぜひ展示をチェックしてください。アジャスターを付け替える様子を同期の宮之原輝紀がにこやかに眺めていた。むむ、10Rは5号艇・宮之原、6号艇・佐藤か……。宮之原の心中やいかに(笑)。(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)