BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――今日は中盤も

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 中盤のピットを覗くと、優勝戦組が着々と準備を進めていることがうかがえる。6R発売中にボートを下したのが松井繁。このレース中に試運転をしてはいないが、係留所で回転調整などを行なって、次なる動きへの態勢を整えた。

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 同じく、峰竜太も着水。ということは、3R発売中に下ろしてからいったん、ボートを陸に上げていたわけで、その後の調整を経て、再度の着水ということになる。ただ、峰は数分後にふたたびボートを上げ、プロペラ調整に移行している。微調整、というわけでもないのかな。昨日、足落ちを明言しているだけに、気になるところだ。

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 湯川浩司はモーターの取り付けを入念に行なっていた。記憶に間違いがなければ、あれもグラチャンだったと思う。戸田のピットで、実に丁寧な取り付け調整を行なっていた記憶がある。SG初優勝のグラチャンじゃなくて、グラチャン3連覇が懸かっていた戸田の、準優だったような。声をかけると「俺らはミリ単位の勝負だからね」と話してくれたものだ。今日もまた、まさにミリ単位の調整をしっかり時間をかけて行なっていた。10年以上が経っても、やるべきことは変わらない。

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 菊地孝平のモーターにはプロペラが装着され、近いタイミングで試運転に出るだろうということをうかがわせた。また白井英治はボートを陸に上げていて、プロペラ調整に入っているようだった。といっても、6R発売中はペラ室に姿はなく、一服していたのかなと想像したりして。

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 前本泰和は、早くも白い勝負服を手にしていた。展示待機室の出入口脇にある棚のような場所に置いて、控室へ。それを着るのは展示のときになるわけだから、うん、相当に早い準備だ。なぜか左手だけグローブをしていました。意味はわからんです。で、朝と同じ場所にボートが置いてあって、プロペラはやはり着いたまま。調整自体はまだ先になるのだろうか。あるいは今日はノーハンマー?(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)