児島の現行モーターの使い始めは今年の1月。3カ月半ほど使用されて、その素性はあきらかになってきている。
信頼度抜群、Twitterのフォロワー2万人オーバー、全場全競走リプレイチェックを毎日繰り返す求道者、BOATBoy編集部・三島敬一郎がピックアップした児島モーターは以下の10基だ。
23号機(55.9%) S 初下ろししから出足、行き足の足色が抜群。スローからでも出ていく雰囲気だ!
27号機(39.3%) S 高バランスで抜群に仕上がっていて、特に行き足系の足色がビビっと光る!
58号機(55.1%) A++ 強力な力感のバランス型。二の足、スリット足が良くスリット先制へと誘う。
21号機(46.7%) A+ 初下ろしから行き足が良かったが、ターン回りの掛かり、押し具合も抜群!
19号機(46.4%) A+ 本体素性良機とみる! 出足、レース足とバランス取れて上位級の足色だ。
59号機(40.7%) A 直線系の足に寄ってはいるが、強力な伸びに期待して! ノーハンマーなら。
62号機(40.3%) A 行き足関係の直線系の足色に兆しが! 回転調整のみで大丈夫そう。
24号機(32.8%) A 直線系統の足色はしっかりしているイメージで、乗り手次第の印象だ。
50号機(30.9%) A 近況、調整力抜群の西野翔太クオリティ! 回転は上がっていそうで注目。
13号機(33.3%) A 事故が多い機だが、整備士さんの手腕で全体的に中堅上位はある感じだ。
S評価が出たのは23号機と27号機。
23号機は誰もが認めるエースモーターで、2連対率55.9%、優出3回優勝1回。3節前の高山哲也は節間未勝利に終わりやや不安もあったのだが、2節前の角浜修、1節前の原村拓也はしっかりと準優出して不安を払拭している。ちなみに畠山シュー長のイチオシもこの23号機だ。
エース23号機をゲットしたのは原田才一郎。ヤングダービーなどの参戦経験はあるが、優勝経験はまだなし。現在めきめきと力をつけてきているとところだけに、好モーターを背景に初優勝を遂げるか!?
22連対率39.3%の27号機。数字だけを見ると中の上くらいに感じるかもしれないが、9節走ってA1選手の使用がゼロのモーターなのだ。しかもA2よりもB級選手が乗った節が多いことを考えると、数字は凄味を増すと思う。
三島の推す隠れエース27号機を引いたのは勝浦真帆。奇しくもこちらも優勝経験なしなので、縁の深い地元水面で初優勝を狙いたいところだろう。
これらとほぼ差のない評価が58号機。初下ろし節こそB2級選手が引いて使いこなせなかったが、2節目に渡辺浩司が乗って以降は、7節連続で6着ゼロという安定感を発揮中。ちなみに成績をこの2節目以降に限定すると、「勝率7.40 1着率38.3%、2連対率63.3%、3連対率81.7%」というとんでもない数字になる。
58号機を引いたのはレジェンド山川美由紀。意外なことに3年以上にわたって優勝から遠ざかっているが、好モーターを引いて勝負がかりのときの山川の強さは皆が知るところ。ここで久々の優勝を飾りたい。
主なモーターの抽選結果は以下のとおり。伏兵陣が好モーターを引いた印象があり、明日からのレースがとても楽しみである。
(抽選結果)
23号機 原田才一郎
27号機 勝浦真帆
58号機 山川美由紀
21号機 野田部宏子
19号機 来田衣織
59号機 野田彩加
62号機 常住蓮
24号機 澤田尚也
50号機 木下雄祐介
51号機(2連対率51.3%) 前原大道
40号機(同50.7%、2優勝)堀之内紀代子
49号機(前節優勝)牧山敦也
(PHOTO/池上 TEXT/姫園)