BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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若松セブンは野口勝弘!!

(抽選前のつぶやき)

 今日は日高逸子ママ61歳と坪井康晴45歳(マスターズ世代突入!)がお誕生日、おめでとうございます!

 でもって明日からは、灼熱の超短期決戦・3Daysバトルトーナメントが開幕だぁっ! 開催地・若松のモーター群は、去年の11月5日が初下ろし。もはや11カ月以上も稼働して「卒業間近」という完熟のパワーメンバーなのですが……そう、いるんですよ、恐ろしいモンスターがっ!! はい、今節も信頼度ウルトラ抜群・三島敬一郎『エン魔帳』とともに話を進めるとしましょ!

三島敬一郎・若松十傑
★7号機(47.1%)S 前節は少々見劣ったが、道中の鬼足は健在で人気独り占め
★1号機(41.7%)A+ 超強力なバランス型で、特に行き足、直線系と上位級!
★22号機(38.9%)A+ レース足関係は好印象で、ターン道中のグリップ感も抜群
★38号機(39.2%)A+ 直線に向いてから勝負できる中間速が◎。チルト0仕様
★34号機(41.4%)A 転覆で新ペラ、ギアケース交換も、出足は強力に変貌!
★43号機(34.7%)A 出足、回り足と実戦に活きる足に力感があり注目したい
★42号機(42.3%)A 出足、回り足型の実績機で、調整がハマればさらに上積みも
★16号機(34.9%)A 回転不足の影響か、伸びに寄っている印象で調整が急務
★2号機(32.9%)A バランス良く仕上がっている出足型で回り足もスムーズ
★30号機(33.5%)A 出足、行き足と良い動きで、調整ゾーン広めな万能機!

 これこれ、『若松フィーバーセブン』こと7号機!!!!!!! もはや全国区で知れ渡り、「人気独り占め」間違いなしのモーターなんだけど、これだけモンスターだと喧嘩する気にもならない。

 ちょっとだけアラを探すなら、三島と同じく「前節の片岡雅裕が意外とパッとしなかった」ですかね。この7号機、以前から「若松不動のエース」と呼ばれていたのに、今年の夏場からさらに伸び足がパワーアップ。9月に入って寳田亮治⇒今井貴士の地元ふたりが異次元のストレート足で2連続V!! でもって、近江翔吾(香川支部)が多摩川ヤングダービーを制した9月25日に片岡(香川)が若松セブンを引くに至って、「こりゃもう7号機の3連続V間違いなし!」と決めつけた私でしたが、マー君は節間3勝、準優6着という煮え切らない成績で去って行った。
 あれれれれ~????
 節間、片岡セブンだけを追っかけた私も拍子抜けではありましたね。元よりマー君は出足重視型で、こんだけ伸び――る7号機との相性はどうかとは思っていたのですが、ミスマッチとしか言いようがなかった。果敢にまくりに行っては内の艇にブロックされて惜敗、または大敗というレースが続き、ラスト2日くらいは自慢のストレート足にも陰りが生じた見え方でした(痺れを切らして手前に寄せたかも)。

 だがしかし、この若松セブンの素性と底力を信じるなら、今節は再びモンスターエンジンに復帰する可能性は高い。私はそう信じております。アホみたいに売れる若松の看板機を溺愛する私……自称・穴党としては歪んだ心理状態かも知れないけれど、とにかく「引退間近の7号機のえげつない伸び足を見たい、見届けたい」という思いが他の要素を圧しているのであります。さあ、この日本一のモンスターをGETする選手は誰なのか、数十分後には幸運なパートナーが決定します。個人的な思いとしては、やはり『東都のアウトサイダー』阿波勝哉×7号機のコラボレーションが見たいなぁ。

 ついついセブン機ばかりを絶賛してしまいましたが、三島十傑の第二席=1号機もかなーーり凄いっすね。特に直近1カ月ほどの気配は抜群の一語。9月上旬の上平真二は、明らかに噴きすぎのフライング。アレがなければ、優勝戦では寳田セブンと激しい空中戦になっただろうなぁ、なんて空想するくらいのモーレツ足でしたね。その後の桂林寛も行き足主体に抜群レベル⇒次の前田将太がオール3連対で優勝と、勢い的には7号機とほぼ互角。こと伸び足では全盛期の7号機に見劣るけれど、出足系統も含めればコッチが上かも?と思ってしまう最近の1号機ではありますな。
 あ、たったいま「若松の主」とも呼ぶべきスポーツ報知・井上記者から『地元エン魔帳』を拝借したのですが、やはり7号機には【S伸】のトップ評価! ただし、前節の片岡セブンの短評として「超抜伸びは死んだ」という意味深すぎるコメントが添えられておりました。うーーーーん、若松フィーバーセブンよ、あの素晴らしい足をもう一度!!

(いざ、抽選会場へ!?)

 さて、今節は【モーター抽選×枠番抽選】という特殊なシリーズだからして、一部の記者・カメラマンの出入りが許されたのですが……行ってみたらば場内は選手&カメラマンで満杯だったため、廊下から頭だけ捩じ込んで覗き見るレベル。モーター番号を告げる声も聞こえず、結局は人づてに注目モーターの相方を教えていただきましたとさ。

 はい、全国推定5万3000人の伸びーーーるファンが注目する7号機は……はっきりダークホースと呼んでいい野口勝弘がGET!! 外枠から舟券に絡めばソコソコの配当になりそうなので、今節の私は野口セブンと舟券心中することをここに誓います。

 でもって三島の第二席・1号機を引き当てたのは、今をときめく天才イケメン・末永和也! こちらは先のヤングダービーで全国区に知れ渡ったので、舟券的にはあまり美味しくないだろうなぁ。三島十傑のパートナーは御覧のとおり。

三島十傑のパートナー
★7号機(47.1%)S=野口勝弘
★1号機(41.7%)A+=末永和也
★22号機(38.9%)A+=池田浩二
★38号機(39.2%)A+=山本寛久
★34号機(41.4%)A=大山千広
★43号機(34.7%)A=中島孝平
★42号機(42.3%)A=菅 章哉
★16号機(34.9%)A=浜田亜理沙
★2号機(32.9%)A=黒井達矢
★30号機(33.5%)A=日高逸子

 お、本日バースデーの逸子ママが、穴っぽい第十席を引きましたな。61歳とは思えない若々しいレースで、地元ファンもビックリ仰天の大穴をぶち開けるかもーー??(photos/チャーリー池上、text/畠山)