BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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磯部と桐生が注目機GET!

(抽選前のつぶやき)

 オール女子の祭典から中1週で、今度は男女のトップスターが集結するSGオールスターの開幕です。多摩川のモーター群は4月14日が初下ろし。まだ1カ月ちょいの間に、それぞれ3、4節ほど稼働しての大一番。当然ながら数字はまったくアテにならないし、未知数の多いパワー相場とお伝えして間違いないっすね。


 こんな暗中模索の戦国大会だからこそ、声を大にしてあの男を呼ばねばなりますまい。「ボートレース多摩川のぶくぶく泡立つスタートラインから、巨大なバブルに包まれて出現した」という都市伝説を持つ男・三島敬一郎を。多摩川で育った三島が、多摩川のモーター市場をぶった切った「エン魔帳」のトップ10をご覧あれ。

三島敬一郎の多摩川十傑
13号機(18.8%)A+ 出足・中間速が強めの印象で、握り返しの反応が良く注目
65号機(34.6%)A+ 出足・行き足・直線系と、バランス良く動いていて注目
49号機(37.1%)A+ 初下ろしから出足系の押し感、グリップ感が良く注目
55号機(58.8%)A  出足や行き足の動きが良く見え、特に中間速が強めの印象
18号機(54.5%)A  初下ろしから出足・行き足が良く、実戦足系が良い状態
75号機(29.0%)A  初下ろしから出足・行き足と良く見えていて、乗り手次第
53号機(48.0%)A  出足から行き足への繋がりが早く、スムーズで良い印象
32号機(41.7%)A  じんわり出ていく直線系にグリップ感良く押す回り足も◎
33号機(47.1%)A  出足、行き足と強めの印象で、初下ろしから動き良かった
63号機(37.0%)A  直線系の足色に余裕あり、舟が向いてからの押し感が良い

 おーーっと!? 毎度毎度、必ずと言っていいほど【S】もしくは【A++】を授ける敬一郎が、今回ばかりは【A+】が最高ランク。なるほど、私も初下ろしから多摩川のレースをつらつら観て参りましたが、確かにトータルパワーで突出した怪物級は見当たらなかった気が……特に、私の好物の伸び~~るタイプは節間でひとつふたつ数えるほど。三島十傑も「出足・行き足」というキーワードばかりで、「伸び」という言葉は見当たらりませんね。今節は捌いて捌いて捌き抜いた選手が優勝するのかも?(笑)
 でもって、三島の第一席はなんとなんと、2連対率18%の13号機! 全4節でわずか1勝しかしていない穴パワーを大抜擢しました。私の拙いメモにも直近・永井聖美13号機に「レース足○」「出足◎?」と二度のチェックが入っておりますが、疑心暗鬼のまま今に至ってます。派手なパンチ力よりイブシ銀の実戦足を好む三島のイチ推し。それだけで一大注目の13号機、とお伝えしておきます。数字が低すぎて、除外される可能性もあるけれど……??

 三島の第二席も数字的に中堅レベルの65号機。すべてB1級だから数字が低いのは当然として、直近シリーズの戸塚邦好が321223331着とオール3連対にまとめ上げた実戦足は非凡なものがありました。一撃のパンチ力はないけど、接戦になればなるほど粘り腰を発揮する見え方でしたね。もちろん、オールスターの乗り手によっては1マーク~バックで突き抜けるだけのポテンシャルもあると思います。
 三島・第三席にして最後の【A+】49号機は、短評どおり初下ろしシリーズの井上一輝の実戦足がピッカピカに輝いてましたね(優出4着)。直近の前田紗希は着順こそムラがあったものの、道中で「おっ!?」と唸らせるレース足を見せておりました。今回の三島【A+】セレクトは、あまり成績には顕れない水面下でキラリ輝く実戦足を重視したような気がしております。

 ちなみに、伸びフェチ畠山のイチ推しは、三島八席の32号機。初下ろしの齊藤大将は「ちょこっと伸びるかも?」⇒2節目の川尻泰輔は「調整が合うとしっかり伸びるな」⇒直近の岡祐仁は「調整が合うとアホみたいに伸びるやん!」と1節ごとに評価が高まり、「このまま成長したらオールスターでは怪物になるやん!」などと妄想が膨らんだ次第。ま、そんな風船みたいに膨らみ続けるモーターは存在しないんですけど、今節の私は32号機と舟券心中すると、密かに決めております。できれば、何人かの「まくり怪獣」の手に渡って欲しいっすね。出足・行き足ばかりが目立つ大会になりそうですから。

(いざ、抽選結果!)

 はい、手元にモーター抽選の資料が届きました。四の五の言わずに三島十傑の相棒をお伝えします。

三島十傑のパートナー
★13号機(18.8%)A+=不参加!
★65号機(34.6%)A+=磯部 誠
★49号機(37.1%)A+=桐生順平
★55号機(58.8%)A =佐藤 翼
★18号機(54.5%)A =平本真之
★75号機(29.0%)A =中田竜太
★53号機(48.0%)A =遠藤エミ
★32号機(41.7%)A =定松勇樹
★33号機(47.1%)A =新開 航
★63号機(37.0%)A =西山貴浩

 ギャーーー!! 恐れていた事態が起こりました。三島のトップ推し13号機が、2連率18%の低さが災いして選出除外に! これはもう、次の節まで頭の引き出しにしまい込んで、次節の13号機パートナーで勝負しましょ。

 ってなわけで、三島の【A+】を引き当てたのは65号機・磯部誠と49号機・桐生順平。いずれ劣らぬバリバリV候補の手に渡りました。“隠れ超抜”13号機がお留守の分だけ、磯部と順平のV確率もアップするかも?(笑)
 で、私が伸び足にこっそり期待している32号機は、最若手のスーパールーキー定松勇樹がGETしました。うむうむ、パートナーに不足なし。32号機のスリット足と天性のスピードをフル稼働して、5000番台で最初のSGウイナーになってもらいましょ!(photos/シギ―中尾、text/畠山)