BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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注目54号機は興津!

(抽選前のつぶやき)

 さあ、年間で唯一の3日間シリーズ、しかもノックアウト形式の超短期決戦バトルが開幕します! からつモーター群は今年の9月1日が初下ろし。どれも2節か3節しか稼働してないため、もちろん2連対率の数字はほぼほぼまったく当てにならない!
 で、伸びーーるフェチの私・畠山も、まだ確たる逸材を探しきれない現状なんですね。うーーーん、困ったなぁ、そんなときはどうしたら良いのか……

 そーーだ、あの男を呼ぼう。からつの新モーターを根掘り葉掘りチェックしすぎて、虹ノ松原のレインボーを白黒赤青黄緑の6色に変えたという伝説のパワー鑑定士・三島敬一郎を!!
 ってなわけで、今節も信頼度レインボーの『三島エン魔帳』から、からつの厳選10基をこっそりお伝えしちゃいます。

三島敬一郎の唐津十傑
54号機(46.2%)S  直線系統に余裕ある好パワー機、上位級の動きで注目
17号機(53.8%)A++ バランス型で出足も直線系も良い、本体素性の強い機
51号機(47.1%)A++ 出足や回り足の強さが実戦に効き、常に上位級の動き
42号機(53.3%)A++ 全体的に強めで、出口の押しやP離れ、回り足も良し
59号機(44.8%)A+ 出足中心に力強い印象、実戦足コミで上位と遜色なし
43号機(61.9%)A+ 出足、行き足に余裕があり良い状態。ペラ調整次第
47号機(58.8%)A+ 出足、行き足と良い動きで、全体的に強めな印象
44号機(43.8%)A+ 好バランスで弱点なく、特に直線系に良さが出る印象
64号機(53.6%)A+ 初下ろしから出足中心に動いているが、ゾーン狭そう
41号機(60.0%)A+ 全体にまとまったバランス型も、直線の上積み欲しい

 はい、敬一郎が唯一【S】を授けたイチ推しモーターは54号機! あ、アレっすね、初下ろし2節目に中辻崇人が抜群の足色でシリーズリーダに君臨したアレ。優勝戦はまさかのスタート凹みで3着に敗れたけど、ストレート足は文句なしの節イチ候補でありました。続くA2池田雄祐もゴキゲンな行き足~伸びをフル稼働して優出3着。今節の枠番は抽選次第なので即V候補とは言いきれないけど、引き当てた選手は「ナックルの固いイタリア製グローブを装着」みたいなアドバンテージがありそうっすね。

 三島の二番推し17号機は、伸びフェチの私もそれなりにマークしている伸びーーる怪獣の卵モーター。初下ろしの地元・安河内健もしっかり伸びてたし、手前を大事にする今泉友吾が調整しても伸びてたし(ややダウンしたけど)、B1島川海輝も上々のストレート足で活躍。優勝こそないけど、あれよあれよの3連続優出の原動力は、やっぱスリット近辺の行き足が強かったから、と勝手に思ってます。

 三島の三番推しは、私がまったくノーマークだった51号機。うむ、これぞ敬一郎がお好みの「地味なようだけど、実戦での出足、回り足は密かに強烈だぞーー!」ってな感じのいぶし銀なヤツですな。この手の隠れ出足抜群モーターがちょいちょい外枠で大穴を演出するので、しっかりと脳裏に焼き付けておきたいっすね。

 もうひとつ、三島が【A++】を授けた42号機は……あ、直近シリーズで大橋純一郎がなんというか、不気味な実戦足を見せていたアレっすね。短評のとおり出口の押しが強力だったり、バナレで突出したり、かと思うとスリットから1マークまですーーんと伸びてみたり、「とりとめがないけど汎用性が高くて意外性もありそう」みたいな不気味なオーラを感じたものです。
 今日の前検作業では以上のTOP4基を中心に、三島十傑の気配を私なりにチェックするといたしましょう。その前に、これらV候補モーターたちを、いったい誰が引き当てるのか……?

(いざ、抽選結果!)

 はい、手元にモーター抽選の資料が届きました。とり急ぎ、速報スタイルで三島十傑の相棒レーサーをお伝えします。

三島十傑のパートナー
54号機(46.2%)S =興津 藍
17号機(53.8%)A++=森永 淳
51号機(47.1%)A++=石渡鉄兵
42号機(53.3%)A++=平高奈菜
59号機(44.8%)A+=井内将太郎
43号機(61.9%)A+=渋谷明憲
47号機(58.8%)A+=桑原 悠
44号機(43.8%)A+=平川香織
64号機(53.6%)A+=横田貴満
41号機(60.0%)A+=平石和男

 栄えある三島一席54号機を射止めたのは興津藍! 非凡なストレートパンチで連続優出中のS級モーターが銀河戦士とともにどんだけ暴れるか、3日間のドッグファイトを見守るとしましょう。

 三島がA++を授けた三基は……17号機が森永淳、51号機が石渡鉄兵、42号機が平高奈菜。どれも男女の実力派が引き当てましたね。とりわけ、枠番抽選でトーナメント1回戦の白カポックをGETした平高は「負けられない一戦」とお伝えしておきましょう。(photos/チャーリー池上、黒須田 text/畠山)