
1Rのレース中に雪が舞い始め、2R発売中には空が一気に曇って寒々しい光景に。雪も大粒で舞うようになっていた。今日も極寒のなかで戦いは行なわれている。しかしながらレースはホット! 1Rも2Rも順位が目まぐるしく入れ替わる激戦であった。
1Rでは2番手争いが激アツ。いったんは苦戦が続いてきた山下友貴が2番手にあがり、高配当となりそうだったが、香川素子が逆転し、さらには細川裕子に交わされて最後は4着。うーん、地元で機力に泣く一節となり、どうしたって表情は曇りがちになってしまう……。今日は6Rが控えているので、レース後にはすぐに準備を始めているが、なんとか一矢報いてほしいと願ってしまう。

3着に浮上はしたものの、細川裕子も2日目の転覆(賞典除外)以降、やや苦しい戦いが続く。昨日のレース後同様、今日も速攻で本体を割って整備を始めた。まだまだ戦いを投げない、そんな意思表示のように見える。その姿勢に拍手を送りつつ、スッキリできるレースを戦ってほしいと思う。

勝った海野ゆかりもまた、後半9Rへの準備を怠りなく始めている。勝負駆けの条件は厳しいものではないが、まったく油断するところがないのはさすがとしか言いようがない。準優内枠が望めるポジションだけに、気合も高まってレースを迎えることだろう。

2Rは刑部亜里紗がピット離れで遅れて、進入に動きがあった。刑部は回り込んでコースを獲り返しに行ったのだが、これを咎めたのが6号艇の長嶋万記。レースの厳しさを先輩が教え込むかのようなコース獲りは、むしろ優しささえ感じさせるものだった。そして長嶋は3コースから2着に入ったのだから、戦略としても正解だった。これで得点率6・00となったものの、同得点率にずらりとひしめき合っていて、1着のない長嶋は最も不利な立場。後半に向けての準備にも力がこもる。

5カド選択の清水沙樹がまくり一撃! 進入のもつれを突いたかたちとなったわけだが、これで勝負駆け成功! 着を落としてしまった3日目から見事に巻き返してみせた。というわけで、サッキサキの笑顔! テンションもアップして、実に爽快な勝利だったということだ。一日遅れのバースデーウィンに、そりゃあ気分も高まるというものである。

悔しそうな表情になっていたのは蜂須瑞生。1号艇で水神祭のチャンスだったが、清水のまくりを浴びて後退。バックでは2番手に粘っていたが、長嶋との競り合いに敗れ、さらには田口節子にも抜かれて4着。女子トップクラス2人に揉まれたような展開に、やや意気消沈しているようにも見えた。1号艇でなくたって、水神祭のチャンスはきっとある! 後半はもちろん、明日からも奮闘して、今節中に達成してほしいぞ。

一方、水神祭を決めたのは3Rの戸敷晃美。こちらは1号艇を活かしての逃げ切りだ。走破タイムも、これを書いている時点ではダントツの1分48秒0。若松最速を叩き出した持ち味を存分に発揮したレースである。ピットに上がった瞬間は、本人よりも福岡支部の先輩たちが嬉しそう! エンジン吊りを進めながら、川野芽唯や小野生奈が水神祭のタイミングを打ち合わせているという(笑)。戸敷は1回乗りだから、すぐにやってもいいわけだが、先輩たちも飛び込みたいんですかね(笑)。結果、全員がレースを終えている11R発売中になりました。その模様は後ほどお伝えいたします。

昨日水神祭を済ませた武井莉里佳は6号艇の不利枠でしっかり3着に食い込んだ。これで後半の勝負駆けは5着条件とかなり楽になったわけだが、まったく気を緩めた様子はなかった。GⅠ初出場での快進撃、おおいにありそうだぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)