さあ、史上初の一発勝負バトルのはじまりはじまり! 今節は、できる限り速報性を重視したいと考えている。早速、モーター抽選(こちらは通常のシリーズとまったく同じガラポン方式)と初日の枠番抽選について記しておこう。
まずはモーター抽選から。2連率51%にして7優出2Vの実績を誇るエース15号機を引いたのは、ボート界の若き暴れん坊将軍・西川昌希!! 昌希の抽選順位はラストから5番目。この時点で、エース15号機と直近の急上昇モーター17号機がまだ残っているという絶好のチャンスだ。それをまったく知らない昌希は、ガラポンの前で「28……」と呟いた。おそらく、誰かから「28号機が噴いている」と聞いたのだろう。確かに28号機の2連率は15号機に次ぐ50%なのだが、それはとっくに繁野谷圭介が引き当てている。
いやいやマチャキ、28より良さげなモーターがまだふたつも残ってるぞ!!
心の中でそう話しかけつつガラポンを見守っていたらば、見事に15をゲットしたわけだ。我々が「オッ」と叫ぶと、昌希は嬉しそうに周囲を見回して「え、え、いいの??」と尋ねていた。いいも何も、エース機だぞ、昌希!! この超抜機&強運を味方に、明日から大いに暴れてもらいたい。
で、絶好調モーターの17号機を引き当てたのは……伏兵中の伏兵、今井美亜だ。数字的には2連率33%の中堅ど真ん中エンジンだけに、舟券的な妙味もたっぷり。穴党は枠番を度外視して注目すべし!
平和島の注目モーター
★15号機(51%)…西川昌希
★28号機(50%)…繁野谷圭介
★55号機(48%)…原田幸哉
★23号機(47%)…鎌田 義
★30号機(46%)…木下陽介
★17号機(33%)…今井美亜
さてさて、続いて行われたのがトーナメント1~8(明日の5~12R)の枠番抽選だ。それぞれのグループのメンバーはすでに決まっており、各組の6選手がガラポンで白~緑の6色を引き合う。このシステム自体は、グランプリトライアルなどで見慣れた光景ではあるな。が、これが“一般戦”だからして、新鮮味がまったく違う。30人ほどの報道陣はもちろん、ほとんどの選手たちも興味津々という風情でガラポン機を見つめ続けていた。
速報性重視ということで、その結果を記しておこう。
トーナメント1
①河野 大
②木下陽介
③白石 健
④山﨑昭生
⑤赤坂俊輔
⑥服部幸男
※角谷健吾の欠場により、木下が追配。
トーナメント2
①今井美亜
②下條雄太郎
③魚谷香織
④今村 豊
⑤鎌田 義
⑥澤 大介
トーナメント3
①松村 敏
②杉山正樹
③岩瀬裕亮
④岡崎恭裕
⑤宮迫暢彦
⑥渡辺千草
トーナメント4
①深谷知博
②畑 和宏
③深川真二
④黄金井力良
⑤海野ゆかり
⑥井口佳典
トーナメント5
①滝沢芳行
②今垣光太郎
③遠藤エミ
④三嶌誠司
⑤繁野谷圭介
⑥金子賢志
トーナメント6
①笠原 亮
②西川昌希
③松田祐季
④岡部貴司
⑤森高一真
⑥鈴木茂正
トーナメント7
①原田幸哉
②池本輝明
③烏野賢太
④本部めぐみ
⑤市橋卓士
⑥日高逸子
トーナメント8
①峰 竜太
②山田康二
③荒井輝年
④萬 正嗣
⑤平高奈菜
⑥森永 隆
※まだレース番号との連動は未確定ですが、前検でアクシデントがなければトーナメント1~8の順番で、そのまま5~12Rに収まると思われます。今節、選考勝率トップの峰竜太がすんなりの白玉=1号艇ゲット。これにはカマギーが「なんでやね~ん!! ちっきしょーーー!!」と大クレーム?を付けておりました(笑)。
(photos/チャーリー池上、text/畠山)