BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――6日目①ファイナリスト水面に登場!

 水面が解禁されると、早い時間の敗者戦に出走する選手たちが水面に出ていく。逆に遅い時間の選手の始動はややゆったり目。これが優勝戦の前半ピットの定番である。

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 しかし今日は少し事情が違った。水面が開いてすぐに、優勝戦1号艇の山川美由紀がボートを着水させた。優勝戦メンバーでも上位級の足を誇る山川なので、この始動の早さは意外だ。試運転をしてその後にペラ。とはいえ、緊張したり焦ったりしているようなことは当然なく、泰然自若。いい雰囲気を保っている。

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 それに続いて選手棟から現れたのは寺田千恵。こちらも長期にわたって女子レース界を引っ張ってきた歴戦のツワモノ。いつもどおりの表情でペラを調整していく。

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 さらに宇野弥生が艇色と同じTシャツを着て登場しペラ調整。細川もペラを確認している。今日は早い時間帯から優勝戦出場選手をよく見かけるなと思っていたら、本日の1R終了後に優勝戦のスタート練習が組まれていた。

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 14時10分。田口節子と廣中智紗衣が選手棟から出てきて、ファイナリスト6名がすべてピットに姿を見せた。すでに水面に出ている山川以外の5選手が着水し、試運転や足合わせをこなしていく。

 このとき私はピットにいたので足合わせは確認できなかったが、記者席で試運転をチェックしていた畠山によると、山川と寺田のマッチメイクで、山川がブッチ切っていたとのこと。山川の機力が上位というのもあるが、寺田は成績ほどに足は良くないのかも。

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 1Rが終了して、優勝戦のスタート練習が開始。進入は2本とも123/456の枠ナリ。昨日の記者会見で廣中が「いただいた枠から行く」と語っていたので、本番も楽な枠ナリになるのは予定調和っぽい。

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 そして練習での気配が良かったのは細川。本人も「行き足がいい」と語っていたが、スリット付近での足が光っていた。

 優勝戦まであと5時間。平成最後の女王の座に就くのは!?

(TEXT/姫園 PHOTO/中尾)